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100円ショップグッズで3ウェイラック…キャットタワー&用品棚&寝床【ねこDIY】

ねこDIY:クラフトラックで作るキャットタワー・用品棚・寝床
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DIYといいながら、最近は100円ショップグッズに頼り切りで、あまりのこぎりや金槌など使っていない。今回も100円ショップ商品だけで作れる猫用万能棚を紹介する。

「クラフトラック」を用途に合わせて組み合わせる

材料は、ボール紙のパイプとプラスチック製のジョイントを組み合わせてラック(棚)になるという商品。100円ショップで売っている。我が家では、セリアの「クラフトラック」という商品を利用してみた。ボール紙パイプ2本とジョイントが基本セットになっている。他にも、中継用のジョイントや足用の部品、パイプやジョイントの末端にかぶせる部品。棚板用にカットされたプラ段などが用意されている。

ようは、100均で売っている紙製の「エレクター」ラックと思えばよい。クラフトラックを必要な数だけ購入し、好きな形に組み立てる。棚板を適当にアレンジすれば、そのままキャットタワーとしても使える。一部を猫関連の用品棚として使ってもよい。

我が家では、2列・2段のジャングルジムのように組み立てて、フードやおもちゃなどの用品棚兼キャットタワーとして使っている。下段には段ボール箱を設置し、2段目には爪とぎを置いた。あいにく段ボール箱は気に入らなかったようで、いまは冬用の敷物など物入れと化している。

ハンモック式の寝床も完備

2段目の上には1ブロック追加し、そこを寝床として使えるようにハンモック式の布を取り付けてある。アクセスしやすいように、半分にカットした棚板(プラ段)を足場として2段目の上に置いた。このままだと、ねこが乗ったとき棚板がたわんでしまうので、切り口に補強を施してある。ホームセンターなどにコの字型のレールのようなモール部品を使うといいだろう。

ハンモックの布も100円ショップで売っている手芸用素材の毛布やラグマットを利用する。四隅を三角に織り込んで、ロープ、靴ひもなどで輪を作ったものを縫いこむ。ハンモックの位置はひもの長さで調整する。長さを長短としたものを2つ用意すると、2段ハンモックにすることができる。

うすちゃの場合、最初は長い方のハンモックだけで使っていた。冬場は寝床のブロックだけカーテンのようにタオルをかぶせていたが、夏になると暑いのか、そこで寝なくなった。夏場は覆いのタオルをやめ、ひもの短いハンモックを重ねたところ、この最上段で寝てくれるようになった。

ハンモック式の寝床でくつろぐ「うすちゃ」ハンモック式の寝床でくつろぐ「うすちゃ」

ジョイント部分の弱点はこれで克服!

じつは、このクラフトラックの最大の難点は、ジョイント部分がすぐにゆるんでくることだ。パイプがボール紙(ラップの芯のようなもの)なので、だんだんとズレてきたり緩んできたりする。組み立て時に接着剤で固定してしまえばよいのだろうが、それでも素材が紙なので、穴が広がったり変形したりしやすい。

ジョイント部分をメインに、全体を押さえつける方法を考えたところ、今度は荷造り用のリボン状の黄色いナイロンテープを使ってみることにした。ホームセンターでは「バンドテープ」「PPバンド」といった商品名で売られている。PPストッパーというベルトのバックルのような部品で梱包するために使うものだ。

これをラックの周囲に巻きつけ、PPストッパーで締め付ける。縦方向は重力で押さえつけられているので、横や斜め方向の力での緩みを、各段のジョイント部分で抑える。これで、棚を横方向にゆさぶってもグラグラすることはなくなった。このラックはすでに2年目に突入しているが、6キロのうすちゃが飛び乗ったり、飛び降りたりしても大丈夫だ。ラックの下段に重いものをウェイト代わりに置いておけばさらに安定するだろう。

荷造り用のナイロンテープとPPストッパーでジョイント部のゆるみ対策荷造り用のナイロンテープとPPストッパーでジョイント部のゆるみ対策

《中尾真二》

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