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ゴリラの「家族」の姿をとらえた観察記『ゴリラのきずな』、くもん出版より刊行

ゴリラの「家族」の姿をとらえた観察記『ゴリラのきずな』、くもん出版より刊行
  • ゴリラの「家族」の姿をとらえた観察記『ゴリラのきずな』、くもん出版より刊行

くもん出版は、小学校中学年以上向けの児童書、『ゴリラのきずな 京都市動物園のゴリラファミリー観察記』を、7月1日に刊行した。

日本の動物園では、個々のゴリラの観察がたくさん行われてきた。野生とは異なり、動物園では彼らの生活を、四六時中、間近で観察することができるため、夫婦のゴリラや親子のゴリラの観察も増えている。ところが、家族のゴリラの観察となると、ほとんど例がないという。

京都市動物園では、日本の動物園では珍しく、父、母、長男、次男の4頭のゴリラが家族で暮らしている。著者の長尾充徳氏は京都市動物園で、モモタロウを父とする一家をずっと世話し、観察してきた日本では無二のスタッフだ。

同書は、ゴリラの家族が互いによく気にし合い、見つめ、よく知ることで個々が成長し、家族全体が育っていくことを、ゴリラたちの観察やエピソード、写真を使って紹介した観察記となっている。

ゴリラの暮らしぶりを詳しく紹介するだけが同書の魅力ではない。解説を書いたゴリラ研究の第一人者である山極壽一氏は、「ゴリラは人間をうつしだす鏡」だと言う。ゴリラたちが見せる絆や家族への思いやりある振る舞いからは、私たち人間も学ぶことが多くあるはずだとし、ゴリラの魅力を知ってもらうとともに、「家族」のありかたや関係性を改めて考えるきっかけにして欲しいとしている。

《鈴木まゆこ》

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