東京都現代美術館は、7月17日から10月17日までの期間、「GENKYO 横尾忠則」展を開催。愛猫を描いた画集『タマ、帰っておいで』の作品90点を公開する。
1960年代から常に第一線で活躍し、世界中を魅了し続けてきたアート界のレジェンド、横尾忠則氏。そんな彼の癒しであり心の支えとなっていた「愛猫タマ」。ノラ猫として庭先に現れてから15年もの間ともに過ごした様子は、横尾氏のTwitterやブログにてたびたび綴られ、タマを知らないファンはいない程だったという。
そして、7年前にタマが亡くなった日から描き続けたたくさんのタマの絵を一冊にまとめ、昨年七回忌を迎えることをきっかけに出版されたのが画集『タマ、帰っておいで』だ。同署は、昨年4月に刊行されて以来、アート好きのみならず、猫好きの人からも大きな反響があり、現在、6刷と版を重ねて、ロングセラーとなっている。
7月17日から開催されている「GENKYO 横尾忠則展」では、新作を含めた500点以上の作品が出品。同書で紹介されているほぼ全作品を生で見ることができる。同氏がアートではなく、レクイエムとして1匹の猫を90点描いたという異例の作品群を生で見られるのは今回で最後かもしれないという。
■開催概要
・会期:7月17日~10月17日
・会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
・休館日:月曜日(7月26日、8月2日・9日・30日、9月20日は開館)、8月10日、9月21日
・開館時間:10時~18時(展示室入場は閉館の30分前まで)
・観覧料:一般2000円ほか