岩崎書店は、共存のための職業犬「ベアドッグ」の活躍を描く児童向けノンフィクション『クマが出た!助けてベアドッグ-クマ対策犬のすごい能力』を9月15日に刊行する。
クマは危険生物だからいてほしくないと思われがちだが、クマは自然の一部。木の実を食べて、その種をフンとして出すことで、森の木の分布を広げる「種まき」の役を果たしている。クマをなるべく殺さず、被害を防ぐ方法はあるのだろうか。
同書は、ツキノワグマ保護管理を行う軽井沢のNPO法人ピッキオを長期にわたり取材し、人とクマ共存のための職業犬「ベアドッグ」の活躍を描くノンフィクション。ベアドッグを通して、クマとともに生きる方法を考えていく。
なお、同書の売り上げの一部は、ピッキオの野生動物保全活動に寄付するとしている。
《鈴木まゆこ》