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インテリアに馴染むペット用家具、来春発売予定のキャットウォークも参考出品…アイリスオーヤマ【DIYショー2021】

アイリスオーヤマブース(DIYショー2021)
  • アイリスオーヤマブース(DIYショー2021)
  • 「インテリアウッディサークル」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)
  • 「インテリアウッディサークル」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)
  • 「インテリアウッディサークル」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)
  • 「インテリアウッディサークル」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)
  • 「インテリアウッディサークル」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)
  • 「キャットウッディシェルフ」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)
  • 「キャットウッディシェルフ」(アイリスオーヤマブース/DIYショー2021)

10月上旬に幕張メッセで開催された「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021」(DIYショー)には、生活用品大手のアイリスオーヤマが大規模なブースを展開し家電製品からキャンプ用品など幅広い商品ラインナップを披露した。

同社はペット用品にも力を入れており、犬と猫のほか小動物や昆虫などの飼い主向けにケージやフードなど様々な商品を用意している。今回はその中で、犬用のサークルと猫用の家具に注目した。

小型犬用サークルは愛犬にも飼い主にも優しい

上部はオープン構造が多いサークル(ケージ)だが、アイリスオーヤマの「インテリアウッディサークル」は天板がついているのが特徴だ。背面も板張りになっており、程よい暗さを確保することで愛犬が休む時に落ち着ける配慮がされている。取り外し可能な天板は耐荷重が5kgに設計されており、ペットシーツやおやつなどの小物を置くことができる。背面パネルは、おしっこの壁への飛び散り防止にも役立つ。

扉はスライド式になっているため、開けておいてもぶつかる心配はなく邪魔にならない。実際に開け閉めしてみたが、動きは安定感があるとともに滑らかだった。その一方で組み立ては非常に簡単で、プラスチックのピンを四隅に手で差し込むだけで済む。色は木目調のダークブラウンとホワイトの2種類が用意され、インテリアに合わせたコーディネートができる。

アイリスオーヤマのサークルが、家具としてのデザインや人間の使いやすさだけでなく犬の快適性にも配慮されているのは印象的だった。ペット用品専業ではない同社だが、インターネットの「アイリスプラザ」に寄せられるユーザーからの意見や、社内の愛犬家への聞き取りなどを行っているという。そうして得られた情報を商品開発に生かすことで、愛犬家に寄り添ったアイディアが生まれるのだろう。

猫が遊んで休める家具

「キャットウッディシェルフ」は猫の遊び場と休息場所を兼ねる商品で、一番下にある扉付きのボックスは小型のトイレまたはベッドを収納できるスペースになっている。最上部にはハンモックが備えられており、猫はのんびりリラックスすることができる。ボックスとハンモックの間には、「通り抜けトンネル」やふわふわ揺れるおもちゃなど楽しい仕掛けが考えられている。

このシェルフも、家具とのコーディネートに配慮して木目調の表面素材が使用されている。また、傷がつきにくい樹脂加工が施されているのはありがたい。そのほか、穴の部分にカバーを取り付けたり、土台や棚板の角を丸く仕上げたりといった加工がされており、猫の安全性にも気遣いが感じられる。

壁掛け型のキャットウォークは来春発売予定

このイベントに参考出品されていた壁掛け型のキャットウォークは、同社の壁面収納「ウォールラック」を基に開発されたものだそうだ。「これに猫が乗れたらいいね」という社員の声から始まった企画とのことだが、同様のキャットウォークを自作する猫の飼い主も少なくないようで、販売開始が待たれる。ウォールラックよりも強度を増して安全性を確保した上で、一部を透明な素材とすることで下から猫の寝姿や肉球が見えるような楽しい工夫もされている。発売は2022年3月を予定しているとのこと。

アイリスオーヤマによれば、最近は安価なものよりも高級感が求められる傾向にあるそうだ。「お金のかけ方が変わってきている」印象が強いそうで、そうしたニーズに応えるペット用品の選択肢が増えていくことが考えられる。チョイスの幅が広がることは、飼い主にとって楽しみも増えると言えるだろう。

《石川徹》

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