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ペットの迷子や災害時の早期発見を助けるサービス「おかえりQRペット」発売

ペットの迷子や災害時の早期発見を助けるサービス「おかえりQRペット」発売
  • ペットの迷子や災害時の早期発見を助けるサービス「おかえりQRペット」発売
  • ペットの迷子や災害時の早期発見を助けるサービス「おかえりQRペット」発売
  • ペットの迷子や災害時の早期発見を助けるサービス「おかえりQRペット」発売
  • てるべる 会社公式サイトより
  • フクイ 会社公式サイトより

昭文社ホールディングスとその子会社であるマップルは、ペットの迷子や災害時の行方不明の早期発見を手助けすべく、首輪等につける迷子札そのものにQRコードを印刷したタイプの「おかえりQRペット」を2月17日に発売した。

同商品は、2019年7月に高齢者の行方不明や子供の災害時の安否確認ツールとしてシールタイプで発売された「おかえりQR」の新たな形態で、ペット向けの商品。ペットの迷子札メーカーとして実績のある「てるべる」と、ネームタグや革ラベルをはじめ高い印刷技術を誇る「フクイ」の協力のもと、質が高くペットに負担のない製品が開発された。同社は「鑑札」「マイクロチップ」「迷子札/キーホルダー/ロケット」「GPS端末」といった手段がそれぞれ持つ課題をクリアできるサービスだとしている。

おかえりQRペットを開発するにあたって、同社が最も考えたことは「殺処分になる犬や猫を減らす」「災害時に行方不明になってしまった犬や猫の発見確率を上げる」の2点だという。

殺処分を減らす、という観点では、警察や市町村役場、保健所など、関係する公的な施設に対し、昭文社グループがこれまで培ってきたネットワークを活用して同商品の周知を開始。これにより、殺処分直前に、まずQRコードを介して飼い主に連絡を試行できる可能性が格段に増すという。これは災害後の迷子ペットの保護に際しても効果を発揮する。

犬や猫に対する負担については、てるべるの持つ技術により、犬や猫が気にして外してしまうような問題が少なく、また耐久性の面においても、1年程度であれば読み取り性能がある程度保持されるだけの質を持った製品に仕上がっているという。

おかえりQRサービスそのものが、家族が毎年状況を確認し、連絡先も点検することで対象者の安全・安心に気を配ってもらいたいという観点から、元々サービスの有効期限を1年に設定しており、その点との親和性も同商品の特長となっている。

さらに、おかえりQRサービスでは、発見者がQRコードを読み取った際に、個人情報のやりとりをすることなく、発見場所の位置情報のみを飼い主に送信する仕組みとなっているため、迷子札のような個人情報漏洩のリスクがない。任意で電話番号や氏名など情報を連絡する機能を選択することは可能なため、発見者、家族それぞれのニーズ、気持ちに沿ったサービス利用を可能としている。

サイズは大中小の3種類。価格は2992円(税込、発送料込)。


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《鈴木まゆこ》

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