那須どうぶつ王国は、スナネコの赤ちゃん3頭が2月2日に生まれたと発表した。
ジャミール(母親)とシャリフ(父親)との間に生まれたスナネコの赤ちゃんは、オス2頭、メス1頭。現在、母親とバックヤードで過ごしている。
ジャミールとシャリフの間に赤ちゃんが生まれたのは、今回で3回目。2020年4月にはアミーラ、同年7月にはハディーヤ、マシュリク、サディーカの3姉妹が誕生している。4頭とも独り立ちの時期を迎え、ハディーヤは長崎バイオパーク(長崎県)に、マシュリクとサディーカはネオパークオキナワ(沖縄県)に昨年引っ越した。アミーラの引っ越し先は調整中のため、那須どうぶつ王国で飼育を継続している。
同園担当者は、これまでの経験を生かし「1、2回目は世話されていない子どもたち(の様子)をぎりぎりまで見ていたので、重い低体温症になってしまったことを踏まえて、今回は衰弱してしまう前に保温、介添えし、状態が回復したらすぐ親に戻しました」と話す。現在は「ジャミールは一生懸命子育てを頑張っており、子どもたちも元気にすくすく育っています」とのことだ。
赤ちゃんたちは順調に成育すれば3月下旬頃、「保全の森」にてジャミールと共に一般公開される予定。担当者は、「那須どうぶつ王国では初となる男の子が誕生しました。お姉ちゃんたちとどう性格が違ってくるのか、成長の過程をぜひ見守ってあげてください! スナネコの赤ちゃん時代はあっという間です。是非会いに来てほしい」とコメントしている。