アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で、3月13日にオキゴンドウの赤ちゃんが誕生した。
同園では鯨類の繁殖技術の向上を目的に、2016年12月に鯨類繁殖プロジェクトチームを結成。鯨類の繁殖は流死産や、正常に出産した場合でも授乳不良等により順調な育成に至らない場合が多く非常に難しいとされていることから、積極的に繁殖に取り組むとともに、出生後の育成率向上を目標に掲げている。
今回、誕生したオキゴンドウの赤ちゃんは、身長推定170cm、体重推定50kg。母親は初めての子育てになるが、落ち着いた様子で赤ちゃんに寄り添いながら泳いでいるという。また、赤ちゃんの元気に泳ぐ姿や授乳行動も確認できているそうだ。赤ちゃんの公開場所はマリンウェーブで、子育てのサポート役として出産経験があるバンドウイルカとともに過ごしている。