上越市立水族博物館 うみがたり(新潟県上越市)は、新イベント「舞鰯Shinyllusion」(まいわしシャイニリュージョン)をスタートした。
マイワシには、エサを求めて群れて泳ぐという生態がある。自身が狙われる確率が減る「希釈効果」や、水流によって体力の節約ができるほか、繁殖行動のしやすさなどから群れていると考えられているという。胴体部の側面についている側線器官によって水流や水圧を感じることができるため、わずかな変化を感知し、他の魚の動きに同調して一斉に方向転換することが可能だ。
同イベントではその生態を利用し、給餌装置を用いて水槽全域に動くよう工夫。水深7.3m、水量1100tと同館一の大きさを誇る「うみがたり大水槽」で、2万匹のマイワシが音楽に合わせて縦横無尽に泳ぎ回る姿を楽しめる。マイワシの鱗が自然光に反射してきらめく様子は、生命の美しさを感じられ、幻想的であることからシャイニーとイリュージョンの造語で舞鰯Shinyllusionと名づけたという。
■開催概要
期間:3月19日~
場所:上越市立水族博物館『うみがたり』(新潟県上越市五智2-15-15) うみがたり大水槽
時間:10時45分、11時45分、12時45分、13時45分、14時45分、15時45分(各回5分程度)※季節により変動あり