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生態から味まで魚の魅力を深堀り、新番組「ギョギョッとサカナ スター」NHKで放送

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「ギョギョッとサカナ★スター」に出演する、さかなクン(右)とモデルの香音(左)
  • 「ギョギョッとサカナ★スター」に出演する、さかなクン(右)とモデルの香音(左)
  • 「ギョギョッとサカナ★スター」に出演する、さかなクン(右)とモデルの香音(左)
  • 「ギョギョッとサカナ★スター」「超ギョギョッとサカナ★スター」《画像提供 NHK》

NHKは、この春から魚の魅力を深掘りする新レギュラー番組「ギョギョッとサカナ★スター」の放送を開始する。それに先立ち、3月25日には出演者であるさかなクンがモデルの香音とオンライン会見に出席し、番組の魅力を語った。

様々な魚との出会い

毎回、一つの魚を取り上げ、その魚の生態を30分にわたって掘り下げるこの番組では、海や湖へと漁や釣りに出かけたり、水族館で注意深く観察したりと、さかなクンと香音が、北へ南へと魚を求めて旅に出る。

「たくさんの魚が泳ぐ海で、漁師さんがテーマに合った魚を釣り上げてくれるのがすごい。出会えた時には感動もひとしおです」とさかなクンが話すと、「私は番組のロケで初めて釣りに行ったんです。綺麗な景色を見ながら、いろいろな魚に出会えるのが楽しい。釣り上げた魚を豆知識と共に解説してくれる、1つ聞くと10個以上答えが返ってくる。さかなクンの知識と魚愛には驚きっぱなしです」と香音。魚に詳しくない彼女も、「立って泳ぐタチウオの姿は衝撃的。世界で初めて人工ふ化に成功したイシガキフグの赤ちゃんは可愛すぎて、育ててみたいと思うほどでした」と話し、早くもこれまでの収録で、魚たちに魅せられ初めていることをうかがわせた。

「味」の側面からも魚を深掘り

さかなクンの豊富な知識だけでなく、ぬいぐるみや絵、3D解析画像など様々なツールも駆使して、魚への理解を深めていくこの番組だが、生き物番組としてはさらに一歩踏み込んだ攻めの姿勢が実にユニーク。生態だけでなく「味」の側面からも魚を深掘りしているのだ。魚の意外な味わい方やさばき方、知る人ぞ知る珍味の楽しみ方、食の専門家たちの技、様々な食文化にも触れることができる。

「お魚って常日頃から食べているけれど、身近な魚も身近じゃない魚も、いろいろな環境で生まれて育った。そのことを知ると感動します。そしてありがたくただける」とさかなクン。自身の頭に乗ったトレードマークとも言えるハコフグを食した回では、「味噌焼きが美味しかった。でも、共食いしている気分になりましたが…」と苦笑い。他にも、「アジの仲間のカッポレの刺身、キチジ(キンキ)の塩焼き、ハゼの天ぷらもとろける美味しさでした!」と食レポのような感想が。

一方の香音は「エイやサメの獲れたてのお刺身が凄く美味しかった。こんなに美味しいんだと衝撃を受けた」と興奮気味に語った。

魚たちの驚異の生態を知れば、普段何気なく食べている魚でもその一口をよりありがたく感じられるはず。生物学から食育まで、これまでにはなかった多角的な視点で魚という生き物の素晴らしさを伝えていく本番組。SDGs14「海の豊かさを守る」ことの大切さを、楽しみながら親子で学ぶこともできるだろう。さかなクンからは、「TVをギョラン(ご覧)の皆様、楽しみながらいつの間にかマニアックなお魚の知識を身につけていただけたら嬉しいです!」とのメッセージも伝えられた。

放送は4月8日から

主題歌は、さかなクンとも交流のある甲本ヒロトが書き下ろしたザ・クロマニヨンズの新曲『イノチノマーチ』に決定。さかなクンいわく「聞いているだけで元気が出る」、エネルギーいっぱいの曲だという。

「ギョギョッとサカナ★スター」はEテレで4月8日から、そして一部内容は重複するものの、新企画も取り入れた「超ギョギョッとサカナ★スター」は総合で5月8日からスタートする(4・8・12月の同時間帯には、「香川照之の昆虫すごいZ」を放送)。

《牧口じゅん》

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