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パンダの楓浜がひとり立ち、4月14日より母親と別のエリアで公開…アドベンチャーワールド

ジャイアントパンダの楓浜
  • ジャイアントパンダの楓浜
  • ふたごの「桜浜」・「桃浜」も別々の運動場で過ごす
  • パンダの「楓浜」、パンダラブで公開

アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で暮らす1歳のジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」は、母親「良浜(らうひん)」からひとり立ちする。4月14日より希少動物繁殖センター「パンダラブ」での公開が始まることが決まった。

ジャイアントパンダは群れを作らず単独で生活する動物で、野生下でも1~2歳で母親の元を離れ、1頭で過ごすようになるという。同園では、2月下旬より、段階的に親子で過ごす時間を減らしひとり立ちに向け準備を進めてきた。パンダラブにて1頭で過ごす練習を開始した当初は、初めてのにおいが気になり、運動場へゆっくりと慎重に出て行く様子も見られたが、徐々に慣れて落ち着いた様子で竹を食べるようになった。永久歯が生えそろってきており、1日に2kg程の竹を食べているという。

今後、4月11日に母親・良浜と一緒の公開最終日を迎え、翌4月12日・13日にブリーディングセンターからパンダラブへ引っ越し。4月14日より、パンダラブでの公開をスタートする予定だ。

双子の場合でも、成獣になると縄張り意識が芽生え、食べ物や縄張りをめぐり争うようになるとのこと。ジャイアントパンダのように、単独生活する動物の親子において、ひとり立ちの時期は突然訪れる。母親は子どもに対する態度を変え自分の縄張りから追い出し、ひとり立ちを促すという。同園の飼育下では、親子の安全を最優先に段階的に子のひとり立ちをサポートしており、「楓浜の大人への第一歩を温かく見守ってほしい」としている。

■「パンダラブ」での公開について
公開日:4月14日から
時間:10時~16時
場所:希少動物繁殖センター「パンダラブ」 
※初日の4月14日は屋外運動場での公開予定

《鈴木ひとみ》

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