山と溪谷社は、エッセイ『動物行動学者、モモンガに怒られる』を刊行した。
動物行動学者である著者は、稀代の野生動物好きと言っても過言ではないという。学生時代から自宅でアカネズミの生態を観察し始め、羽根の折れたドバトや負傷したタヌキを見過ごせず保護し、アカハライモリの生息環境を守るために深夜の草刈りで職務質問を受け、そしてニホンモモンガの調査中に母モモンガににらまれる…。
同書は、目をあけて眠るアカネズミ、公衆トイレをつくるタヌキ、孤島に1頭で生きるシカ、ハエに血を吸われるコウモリなど、9種の野生動物を取り上げながら、彼らのユニークな生態、彼らと濃く触れ合う日常、共存のあり方までを語り尽くした一冊。イラストレーター・帆氏のイラストとあわせて、フィールドワーク中の貴重な写真もたっぷり掲載している。
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