伊豆シャボテン動物公園では、6月2日にミナミコアリクイの赤ちゃんが誕生し、順調に成長しているという。なお、赤ちゃんはオスで「ケイ」と名付けられた。
母親は今回で5度目の出産となる「ココア」だが、昨年誕生した「コン」と「トト」の兄2頭の出産時と同じく、今回も育児放棄をしてしまったのだそう。
しかし、赤ちゃんが衰弱する前に保護し、保育器に入れて人工哺育を実施。飼育員が親代わりとなって、1日6回約3時間おきに授乳を続けたことにより、保護当初は体重293gだった赤ちゃんが、現在は498gを超え、順調に成長している。
また、体調に注意しながら、生後初日からほぼ毎日、展示室などで両親や兄たちと顔合わせを行なっているとのこと。今後についても、離乳期がある程度終わる3、4ヶ月ほどを目途に、家族のもとへ戻れるように訓練を続けていきたいとしている。