保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。本連載では保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴っていきます。
ふくちゃんとの出会い
優柔不断な私たちは、色々な保護猫カフェや譲渡会に遊びに行ったせいで、お迎えする子を選びきれないという事態に陥りました(笑)。
お迎えするにあたって私たちが考えていたのは、共働きのため成猫(少なくとも6ヶ月以降)であること、ひとりでもあまり寂しがらない子の2点でした。見かけに関しては当初あまり気にしていなかったのですが、毎週末の日課と化していた保護猫カフェ、譲渡会巡りで色々な猫ちゃんに触れ合っていく中で、個人的にシャムミックスの子に惹かれることが増えていきました。実は私が小学校に上がるか上がらないかの時、実家で一番最初に飼った猫がシャムミックスで、その時の記憶が蘇ってきてしまったのです。
そんな中、とある譲渡会の告知サイトで目に止まったのがふくちゃんでした。譲渡会自体も比較的家から近い場所でやっていたので、早速行ってみたのですが、当日はなんとふくちゃんを保護しているボランティアさん宅で体調不良の子が出てしまったため、大事をとって欠席に。しかし、その場でお話をさせてもらい、後日ご自宅へ直接お伺いすることになりました。
在宅勤務を考慮
実は留守番時間の長さから、1度は丁重にお断りされたのですが、どうしても諦めきれず、お見合い(顔合わせ)をセッティングしてもらいました。ボランティアさんとコミュニケーションを重ねていくうちに、奇しくも新型コロナウイルス感染拡大に伴い在宅勤務がスタートするタイミングだったということもあり、特別に許可をいただけることになりました。
お迎えして最初の頃はできるだけ一緒にいてあげて欲しいと言われたのですが、結果としてお迎えしてからこの4ヶ月以上、長時間のお留守番はほぼない状態で、ずっと一緒にいる状況に。ボランティアさんもマニュアル通りに判断するのではなく、人と猫、それぞれの性格、特性を考慮しているため、対話を重ねることが大事かなと思います。もちろん、時には身を引くことも必要でしょう。
次回は、実際にふくちゃんが我が家に来てからの1週間ほどについて綴りたいと思います。
ホセ:会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。
猫:ふくちゃん(♂/2歳)。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。