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クオッカの赤ちゃんが誕生、飼育員「優しく見守って」…埼玉県こども動物自然公園

クオッカのお母さんと赤ちゃん
  • クオッカのお母さんと赤ちゃん
  • クオッカ(埼玉県こども動物自然公園)
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埼玉県こども動物自然公園のクオッカに、赤ちゃんが誕生したことがわかった。7月18日の午後、お母さんの袋から顔を出したという。

同園に3月13日に来園したクオッカだが、3月末にメスの一匹の袋がふっくらしているように見たことから、赤ちゃんがいるのではないかと予想をしていたという。しかし、環境に慣らしていたため、無理に袋の中は確認せずそっとしていたのだそう。

その後、日に日に袋が大きくなり、さらに袋の中で動いている様子も見えたことから、明らかに赤ちゃんが育っていることがわかったという。

そして、7月18日午後、ついに赤ちゃんが袋から顔を出したところをスタッフが確認。カンガルーの仲間はとても小さい状態で生まれるため、出産の確認が難しい。袋から顔が出た日を誕生日としているため、この日が誕生日となる。

赤ちゃんはまだ小さく毛も少ししか生えていないそうで、袋から出た後もしばらくは出たり入ったりを繰り返すとのこと。担当飼育員は「袋に戻らなくなるまでには個体差があるため、完全に出てくるようになるのは、いつ頃かはっきりとはわからない。まだしばらくはかかるのではないか」とコメントしている。

また、お母さんクオッカはこれまで以上に神経質になったり、疲れやすくなったりするため、放飼場に出てくる時間も少なくなる可能性があるという。そのため、観覧に行った際、赤ちゃんが袋から出てこないことや、お母さんが舎内に入っていることもあるが、同園では「これまで以上に静かに優しく観覧して欲しい」としている。

現在クオッカの観覧時間は、平日午前10時30分~午後12時30分、土日祝日午前10時30分~午後13時00分となっている。なお、観覧には当日配布されるチケットが必要(開園直後~午前10時30分に正門広場で配布)。平日は180枚、土日祝は225枚配布されるチケットにより、クオッカアイランドに10分間滞在することができる(2歳まではチケットなしで観覧可能)。詳細はホームページを確認。また、新型コロナウイルス感染予防対策として入園制限も行っているため、こちらもホームページにて確認が必要だ。

《鈴木まゆこ》

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