うみたま体験パーク「つくみイルカ島」（大分県津久見市）は、2017年より開催してきた「つくみイルカ研究シンポジウム」を、今年はコロナ対策のためZoomを利用したウェビナー形式に変更し、3月26日に開催配信を行う。
同シンポジウムは、つくみイルカ島を拠点に行われている、イルカに関する研究・調査の成果を市民へ紹介するため、津久見市とマリーンパレスの共催により、2017年から毎年行われているイベント。同イベントでは、イルカを健康に飼育するための研究、イルカの繁殖についての研究、豊後水道で見られるイルカの目視調査など、他の研究機関と共に日々積み重ねてきた研究成果が報告される。
本来、昨年春に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となり、4回目となる今回は、WEBセミナー形式で開催することとなった。特別講演・研究発表を合わせて5つの発表があり、4つの大学と、大分県農林水産研究指導センター水産研究部の協力のもと開催される。
ウェビナーならではのコンテンツ連動を行い、「地域物産振興」や「地域プロモーション」、業界初となる「VRコンテンツ」の配信も行われる。インターネット開催の利点を活かし、全国からの一般視聴や、アーカイブ配信も可能となった。参加には、専用フォームからの申し込みが必要。
同館は、今回のイベントを通じて、イルカに関する研究と、その飼育施設への理解を深めていただき、ひいては水族館業界の支援者拡大に少しでも貢献できれば幸いだとしている。
■開催概要
・開催日時：3月26日 14時～17時半（一般参加は16時5分まで）
・実施方法：ZoomによるWEBセミナー方式
・参加者：大学・業界関係者 100人程度、一般参加 500人程度
・会費：無料（事前にZoom登録が必要）
