動物のリアルを伝えるWebメディア

エアコンをつけていても出入り自由…網戸への猫ドア取り付け【ねこDIY】

ねこDIY:網戸に猫ドアをつける
  • ねこDIY:網戸に猫ドアをつける
  • ねこDIY:網戸に猫ドアをつける
  • ねこDIY:網戸に猫ドアをつける
  • 「うすちゃは見た」
  • ねこDIY:網戸に猫ドアをつける
  • シャッターをぎりぎりまで下ろせばエアコンへの影響はほとんどない
  • 慣れるとフラップはないものと思って突っ込んでくる
  • ねこDIY:網戸に猫ドアをつける

大好評(少なくとも我が家の「うすちゃ」にとって)の「ねこDIY」シリーズの第3弾は、網戸に取り付ける“猫ドア”だ。せっかく取り付けたドアだが、エアコンを使う時は窓を締めなければならない。今回はこれを工夫したい。

網戸に猫ドアを取り付けたが…

我が家のうすちゃは元野良猫だが、今は室内飼いで腑抜けた生活を送っている。外に出すとケンカでケガしてばかりで、病院代がバカにならなくなったので、家から出さないようになった。ただし、2階のバルコニーには出入りさせるようにしている。

出入りは窓の開け閉めで対応していたのだが、ホームセンターで網戸に取り付けるタイプの猫用ドアを発見し、これを使うことにした。網戸なら穴あけもカッターやはさみで簡単にできる。ドアは釣り下げ式のフラップになっており、両方向から自由に出入り可能になっている。

春や秋はいいのだが、夏冬にエアコンを効かせるようになると、窓を閉める必要があるので、せっかくの猫ドアが機能しなくなる。雨のときも同様だ。猫ドアの幅で開けた部分をなにかで塞げばいいのだが、いちいちパネルや板をはめるのも面倒くさい。

透明なポリカーボネイト板を活用

ということで考えたのは、透明なポリカーボネイト板を猫ドアの幅より少し大きめに切って網戸に直接貼り付けるという方法。ホームセンターで売っているプラ段の中に、温室などに使える硬質の透明ポリカーボネイト板がある。段ボール式の構造になっているので、軽くてカッターで加工できる。中空部分は断熱効果もあり、軽いので網戸には両面テープで取り付けられる。

色々と好都合なので、今回の用途にぴったりだ。注意点は、

・網戸の汚れやほこりをとっておく
・両面テープは屋外用の強力タイプを使う(日差しの熱ではがれやすい)
・網とテープはローラーなどを使ってよく接着させる
・板の切り口はヤスリなどで削る(エッジやささくれでケガをする)

などだ。

あとは、サイズによっては網戸の高さに足りないかもしれないという点。うちの網戸は高さが180cm以上あった。ポリカーボネイト板は大きいサイズはけっこうな値段だったので、90cmのものを1枚購入し切って使うことにした。そのため高さが足りない部分がつぎはぎになってしまった。見た目が悪いが、隙間なく貼り付ければ問題ない。

ねこDIY:網戸に猫ドアをつけるねこDIY:網戸に猫ドアをつける

エアコンの効き目と猫の自由を確保

実際の効果もまずまずだ。板とサッシの間に若干の隙間はできるものの、エアコンの効きが悪くなったり電気代がかさむといったことはない。すり抜けができるのでカーテンを締めておくことができる。我が家の場合、雨戸がシャッター式なので、シャッターを猫ドアのところまで締めれば開口部を最小限にもできる。

シャッターをぎりぎりまで下ろせばエアコンへの影響はほとんどないシャッターをぎりぎりまで下ろせばエアコンへの影響はほとんどない

引き戸は自分で開けてしまう猫がいる。うすちゃもそうだ。そういう猫の場合は、後付けのサッシロックを貼り付ければ、任意の位置で網戸、窓をロックできる。

取り付け直後は、出入口に変なものがあると警戒するかもしれない。うすちゃも様子をうかがいながら、外から戻ることはできるが、自分からは外にでない状態が数日続いた。慣れた今は、ドアの部分にひるむことなくダッシュで出入りしている。

《中尾真二》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top