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ペットのための「遺言サービス」提供開始…三井住友信託銀行

ペットのための「遺言サービス」提供開始
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三井住友信託銀行は、ペットのための遺言サービス「遺言信託(ペット安心特約付)」の提供を6月22日より開始した。

同サービスは、犬および猫を飼育している人が、自分にもしもの事があった際にペットの世話をしてくれる人への引き渡しや遺産から飼育費を渡すなど、ペットのための「遺言書の作成、保管、執行」を実現するサービス。

昨今ペットニーズが高まる傍ら、自分自身が高齢に迫ることで本当はペットを飼育したいが自身の将来に不安があることで断念している人も多いと考えられる。実際、同社が2020年10月に50代以上で「犬・猫を飼いたいけど、事情があり飼えない、飼うのが難しい」という人を対象に、その理由を調査したところ「自身の年齢」との回答(犬45.9%、猫36.6%)が最多だった。

そこで同社は、ペットのための遺言書作成、保管、執行を実現するサービス「遺言信託(ペット安心特約付)」の提供を開始。同サービスでは、飼い主が自分にもしもの事があった際にペットへの希望を書いた遺言書と、ペットの年齢や性格、健康、美容などペットの世話してくれる人に伝えたいことを記す「ペット手帳」を同社で保管し、ペットへの思いを安心サポートを通じて実現するという。

周りにペットを託せる人がいる場合は、その人に思いを託すとともに、遺産の中から飼育費を渡すことも可能。これは、遺言によって法定相続分と異なる相続分の指定ができるためだという。また、ペットを託せる人がいない場合は、法人や団体等への遺贈も可能。もしもの時に備えることで、その先の人生をペットと一緒に安心して楽しむことができるサービスとなっている。

■サービス概要
・商品名:遺言信託(ペット安心特約付)
・提供開始日:6月22日
・取扱店舗:井住友信託銀行、関東圏・中京圏・関西圏の対象店舗
・内容:犬・猫に関する遺言の相談、遺言の作成のアドバイス、遺言書の保管、遺言の執行など
・基本手数料:44万円プランと99万円プランの2種類(税込金額)。その他、遺言保管料、変更手数料、執行報酬がかかる。

《鈴木まゆこ》

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