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自然が大好きなトイプードルの「ぷに」、飼い主さんは東京から長野への移住を決意

トイプードルの「ぷに」ちゃん(右)と「ここな」ちゃん(左)
  • トイプードルの「ぷに」ちゃん(右)と「ここな」ちゃん(左)
  • 穏やかな性格の「ぷに」ちゃん
  • ステキな環境で大好きなお散歩
  • タオルを噛んでご飯を待つ「ぷに」ちゃん
  • 冬でもアウトドア派
  • お気に入りの浅間山牧場
  • 仲良くご飯を待つ「ぷに」ちゃんと「ここな」ちゃん

大切な家族の一員として、生活を共にするペットたち。このコーナーでは、一般家庭で暮らす犬や猫、その他の動物たちを紹介していきます。

今回は、軽井沢に住むトイプードルの姉妹です。

パピー時代の「ぷにぷに」したお腹から、「ぷに」ちゃんと名付けられたシルバーの女の子。一緒に暮らすのは、まっ白な被毛が上品な「ここな」ちゃん。飼い主の清水さんご夫妻が、東京から長野県への移住を決意したのも、保護犬のここなちゃんをお迎えしたのも、きっかけはぷにちゃんの存在だったそうです。

「頭にごみをくっ付けたコ」が1か月かけて「うちのコ」に

----:ぷにちゃんとの出会いを教えてください。

清水さん:シルバーのトイプードルを探していたとき、横浜のブリーダーさんで生まれた「ぷに」を見つけました。会いに行って、きょうだいで遊んでいる様子を見たのが最初でした。ちっちゃくて、シッポを左に曲げて、頭にごみをくっ付けていた可愛い様子に、「この子だ!」と感じました。今でもその様子は目に焼き付いています。

----:その日に、お家に来たのですか?

清水さん:いえ、平日はブリーダーさんの所できょうだいやお母さん犬と一緒に過ごしました。最初の1ヶ月は週末だけウチに来て、お互いに少しずつ慣れていきました。犬を迎えるのは初めてでしたので、ブリーダーさんと相談しながら、できるだけぷにに合った方法でお迎えしました。

----:注意深くお迎えされたんですね。

清水さん:ブリーダーさんが親身に相談に乗ってくださいました。犬との接し方も、信頼できるプロの方から教えていただけて良かったと思います。

ご飯はタオルを噛んではやる気持ちを抑える

----:そんなぷにちゃん、どんなコですか?

清水さん:とにかく穏やかな性格です。子犬時代、きょうだい犬やお母さん、お父さんたちと一緒に伸び伸びと育ったからかも知れませんね。

穏やかな性格の「ぷに」ちゃん穏やかな性格の「ぷに」ちゃん

----:ぷにちゃんが楽しみにしていることは何ですか?

清水さん:お散歩が大好きです。軽井沢に来てから、台風の日も含めてお散歩しなかった日がありません。朝はクルマで10分くらいの公園に行きます。いつも1時間くらいは歩きますが、家に帰ろうと駐車場に戻ると(クルマを)避けようとするんです。「まだお散歩する!」って(笑)

ステキな環境で大好きなお散歩ステキな環境で大好きなお散歩

----:お外が好きなんですね。お家の中ではどんな様子ですか?

清水さん:特技ではありませんが、ご飯の前にタオルを噛むんです。準備を始めると、一生懸命自分のタオルを噛んで待っています。そうしないと騒いじゃうみたいで、「はやる」気持ちを抑えるためのようです(笑) 遊びでは、「ノーズワーク」が好きです。お菓子を隠しておいて、私たちが「サーチ」と言うと鼻で探すゲームを楽しそうにしています。お散歩が短くなっちゃう日などは、遊びでストレスを解消させています。

タオルを噛んでご飯を待つ「ぷに」ちゃんタオルを噛んでご飯を待つ「ぷに」ちゃん

十分準備していても、意外に手がかかるのが子犬

----:手がかからない印象ですが、お迎えの頃から苦労はありませんでしたか?

清水さん:いえいえ。初めてのワンちゃんだったので、予想とは違うことがたくさんありました。色々調べ、ちゃんと考えたつもりでしたが…。ぷには毎日「しっかり」お散歩が必要でした。それから、東京にいた頃はお留守番もあったので、そのケアに悩みました。あと、食事や病気、アレルギー…。パピーの頃は体調を崩すことも多かったですし、悩みは多かったです。最初の2年くらいは、知らないことの連続でした。

----:そんな学びを経て、ぷにちゃんと暮らすことで変わったことはありますか?

清水さん:早く帰宅するようになったこと。それから、規則正しい生活になりました。朝7時にはご飯なので、365日、週末も元旦も6時50分には起きます。それから、犬が一緒でもOKな所にしか行かないので、自然が好きになりました。元々、夫婦二人ともインドア派だったんですけど…。今では冬も自然に触れるのが好きですね。

冬でもアウトドア派冬でもアウトドア派

飼い主さんの人生を大きく変えたぷにちゃん

----:アウトドア派になったご家族が、今、よく出かける場所は?

清水さん:つま恋方面にクルマで行くと、浅間山のふもとに牧場があります。犬が歩ける遊歩道があって、みんなでよく行きます。軽井沢よりもさらに涼しいので、夏は特にお気に入りです。

お気に入りの浅間山牧場お気に入りの浅間山牧場

----:以前は東京にいらしたそうですが、軽井沢に移住されたきっかけは?

清水さん:ぷにです(笑) このコを迎えて、自然が多い所に遊びに行くようになりました。そのたびに、「こういう所に住んだら、ぷには毎日お散歩が楽しいだろうね」と話していたんです。2017年の春ごろに軽井沢に決めてからは、毎週のようにぷにを連れて土地探しに来ていました。そして、2018年の秋に引っ越しました。

----:ぷにちゃんが東京から軽井沢への移住に大きな影響を及ぼしたんですね?

清水さん:ほぼ100%、ぷにが理由です。「このコが楽しそうにしているのがいいな~」というのがすべてです。自然が多い所に行くと、本当に楽しそうに歩くんです。都内とは全然様子が違うんです。すっごく喜んで歩くので。そうすると、飼い主も嬉しい。ぷにが自然好きなコだったから、ここにいるんです。

----:もしぷにちゃんがいなかったら、まだ東京にいたと思いますか?

清水さん:間違いないです。私たち、昔は本当にインドア派で、ある意味、無機質な都内が気に入っていました。虫も少ないですしね。でも今は、散歩にクマよけの鈴をつけるのが当たり前の土地に住んでいます。見たことも無いような虫が体に止まることもありますが、さっと払えるようになりました。悲鳴は上げますが、共存しています(笑)

仲良くご飯を待つ「ぷに」ちゃんと「ここな」ちゃん仲良くご飯を待つ「ぷに」ちゃんと「ここな」ちゃん


インドア派で都会好きだった清水さんご夫妻が、自然豊かな軽井沢に移住。その原動力となったのは、ぷにちゃんだったそうです。喜んで歩くのがすごく嬉しい、とお二人で声を揃えて話してくれました。

愛犬家のみなさんはお分かりだと思いますが、ワンちゃんの影響力はすごいですね! 次回は、そんなぷにちゃんが導いてくれた、もう1つの大切な出会いである、ここなちゃんを紹介します。

清水さんご夫妻
コロナ禍以前からリモートワークできる環境を活かし、東京の都心から軽井沢に移住して約3年。自然に恵まれた環境で、愛犬とご夫婦の「4にん」暮らし。トイプードル"ぷに" & "ここな"の成長記録「ぷにここ一家」(ブログ)では、愛犬たちとの日常を紹介している(https://ameblo.jp/punipuni0409/)

《石川徹》

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