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わんこにも人にも優しいHonda フィット e: HEV Modulo Xでドライブ…新作愛犬用アクセサリーもチェック

Honda フィット e: HEV Modulo Xで愛犬とドライブ
  • Honda フィット e: HEV Modulo Xで愛犬とドライブ
  • 高さが5cmアップした「ペットシートプラスわん2」(2万1450円、価格は全て税込)
  • Honda フィット e: HEV Modulo X
  • Honda フィット e: HEV Modulo X
  • 高さが5cmアップした「ペットシートプラスわん2」。ミニチュアシュナウザーのエルサが入っても余裕がある
  • エルサはナッツ一家の親友でおしとやかな美人さん。トリミングやブリーディングを行う
  • 「ペットシートプラスわん2」(2万1450円)
  • 「ペットシートプラスわん2」には飛び出し防止リードフックもついている

猛暑の夏が過ぎ、わんこたちにも人間にも散歩が気持ち良い季節になった。爽やかな秋晴れの日、埼玉県の秋ヶ瀬公園に愛犬家仲間と出かけた。

安全面の確保が大切なわんことのドライブ

今回は、筆者の愛犬がトレーニングなどでお世話になっているお店の看板犬「エルサ」(ミニチュアシュナウザー)を連れてのドライブ。エルサのお友だち、「ルイ」(ジャックラッセルテリア、6か月)はまだまだ甘えん坊。彼は、飼い主さんのクルマでママの「ナッツ」と一緒に目的地に向かった。

クルマの場合、わんこ連れでも周囲に気をつかう必要がないのはありがたい。その反面、気になるのは安全面だろう。今回は、わんことの快適で安心なドライブをサポ―トしてくれる「Honda Dog(ホンダドッグ)」のアイテムを使用した。

Honda Dogは自動車メーカーHondaの純正愛犬用カーアクセサリーで、愛犬家の社員が、わんこの快適性と飼い主の使いやすさにこだわって作っているという。Hondaの品質基準をクリアした自動車メーカー純正品として安全性は申し分ないだろう。

新しくなった助手席用ソフトケージ

ミニチュアシュナウザーで少し大柄なエルサには、新製品の「ペットシートプラスわん2」の中で過ごしてもらった。助手席や後席に装着するこのケージは、側面と上面にメッシュの窓が設けられている。飼い主の姿が見えるので、寂しがり屋でも安心だ。

今年リニューアル発売されたこのモデルは、使い勝手の向上が図られていた。リードやおもちゃなどを収納できる小物入れのポケットは、これまでの側面から前面に移動した。運転席から手が届きやすくなったのはありがたい。

また、サイズアップにより体が大きめの小型犬でもゆったり過ごせるようになった。エルサの場合、従来の「ペットシートプラスわん」では頭上の余裕が少なく圧迫感があっただろう。新製品は約5cm高くなり、少し大きめの小型犬も快適に過ごせる(サイズは幅約35×長さ約45×高さ約45cm)。チワワなどの超小型犬なら2頭一緒に入ることができる。

万一エアバッグが開くことがあっても、わんこにぶつからない形状に設計されているのは安心だ。内部に飛び出し防止用のリードフックも2つ取り付けられており、ここにも安全性への配慮がうかがえる。

高さが5cmアップした「ペットシートプラスわん2」(2万1450円、価格は全て税込)高さが5cmアップした「ペットシートプラスわん2」(2万1450円、価格は全て税込)

わんこも人も疲れにくい「Modulo X」の上質な走り

この日のクルマは、今年6月に登場したHonda 「フィット e: HEV Modulo X(イーエイチイーブイ モデューロ エックス)」。Modulo Xとは車種ごとの性格や用途に合わせてチューニング(性能調整)を行い、専用開発されたカスタマイズパーツがあらかじめ組み込まれたコンプリートカーのことだ。

クルマのチューニングというと、スポーツ走行を目的とするイメージが強い。しかしModulo Xは、誰が乗っても、「一般道でも疲れない上質な走り」を目指したという。実際に運転すると、落ち着いたしなやかな乗り味が印象的だ。

Honda フィット e: HEV Modulo XHonda フィット e: HEV Modulo X

最初に感じたのは、高速道路での快適性の高さだ。都内から秋ヶ瀬公園までは、首都高速道路を利用した。路面の継ぎ目が多い首都高だが、「とんとん」という突き上げはマイルドで、振動の収まりも良く上品な乗り心地だった。秋ヶ瀬公園の後は東松山まで足を延ばしたが、関越自動車道に入る大きなカーブではクルマの傾き(ロール)が少なく滑らかな動きが印象的だった。その一方で、直線でスピードを上げてもふらつきはなく、道路の中央をブレずに走れる安定感があった。これらは、Modulo Xに施されたチューニングや専用パーツが効果をもたらしているのだ。

乗り心地と操縦性の良いクルマは、長時間運転しても疲れにくい。人にとって快適な乗り心地は、わんこたちにとっても同じだろう。車酔いをするわんこも少なくないが、ロールや振動の少ないフィット e: HEV Modulo Xは乗り物が苦手なわんこにも優しいチョイスかもしれない。

ナッツたちの飼い主さんにも試乗してもらったが、「わんこを乗せるときには、できるだけ振動や騒音がない環境にしてあげたいと思う飼い主さんは多いと思います。このクルマなら問題ないですね」と話してくれた。愛車は大型SUVだが、コンパクトなフィットも違和感はないそうだ。特にステアリングから伝わる「しっかり感」が安心できるという。

ナッツたちの飼い主さんは、往診に自らステアリングを握り年間2万kmも運転する獣医さん。メカには詳しくないが運転センスは確かだ。ナッツたちの飼い主さんは、往診に自らステアリングを握り年間2万kmも運転する獣医さん。メカには詳しくないが運転センスは確かだ

もう1つの秘密は「e: HEV」

乗り心地の上質感には、もう1つ秘密がある。日常シーンのほとんどをモーターで走行する、ホンダ独自の「e: HEV」ハイブリッドシステムを搭載している。そのため、電動車両独特の静粛性とスムーズで力強い走り出しの気持ちよさが体感できる。滑らかでしっとり感の高い乗り心地は、このシステムによるところも大きいだろう。

高速道路などでは、必要に応じて1500ccエンジンでの走行に切り替わることもある。高速域で一定の速度で走る場合、エンジンの方がモーターよりも効率が良い。逆に、停止や発進・加速が繰り返される条件下ではエンジンは燃費が悪化する。e: HEVは、街中では主にモーターで走るが、高速道路などではエンジンで走ることで、パワフルな走りと燃費の良い走りを実現している。この日は都内の一般道、首都高、関越道と渋滞したバイパスというコースだったが、高速道路を気持ちよく走らせながらも燃費は20km/Lを軽く超えた。

静かな散歩道と芝生の広場でリラックス

助手席で熟睡するエルサと一緒にドライブを楽しむこと約1時間。目的地の秋ヶ瀬公園(埼玉県さいたま市)に到着した。荒川の河川敷にある広大な緑地公園で、野球場やサッカー場、テニスコートなどのスポーツ施設やバーベキュー場などもある。

現地では、ルイの1歳上の兄「カシュー」も合流。ジャックラッセルテリア一家とミニチュアシュナウザー、合計4頭のにぎやかな“群れ”になった。広い芝生の広場で走ったり、木に囲まれた遊歩道を散歩したり、お日さまの光をたくさん浴びて犬たちだけでなく人間も大いにリフレッシュ。

秋ヶ瀬公園でお散歩秋ヶ瀬公園でお散歩

シャープでスポーティーながら落ち着いた外観

犬たちが遊んでいる間、改めてフィット e: HEV Modulo Xを外から眺めた。フロントとリヤに装着された専用の「エアロバンパー」や「テールゲートスポイラー」が、さりげないスポーティーさを演出している。これらのパーツは、空気の流れを利用してクルマを安定させるという。特に高速道路で感じた直線とカーブ両方における安定性の高さは、この「空力」による効果もあるだろう。そのほか、専用設計のアルミホイールや「ボルドーレッド」の差し色が入ったシートなど、クルマ好きがワクワクするような演出も施されていた。

多頭飼いに便利なサークルも安全性に配慮

Honda Dogには後席で使える便利なアイテムも用意されている。「ペットシートサークル」は幅が約54cm、前後長が最大約85cmあり、重さも25kgまで対応している。ナッツよりも大きいエルサと、ルイが一緒に過ごしても余裕たっぷり。中型犬でもゆったり過ごせそうだ。

2頭でも広々の「ペットシートサークル」(2万5300円)2頭でも広々の「ペットシートサークル」(2万5300円)

それから、ルイのように元気いっぱいの子犬の場合は特に安全面が気になる。「ペット車外飛び出し防止リード」も使用すれば、安心してドアを開けることができる。チャイルドシート固定用のISOFIX金具を利用するため、安全で取り付けが簡単なのもありがたい。

座席が汚れるのを防いでくれる「ペットシートマット」は、ファスナーを開け閉めすれば、わんこだけの専用空間を作ることも、隣に飼い主が座ることもできるのが特徴。多頭飼いの場合も重宝しそうだ。肉球型のメッシュの窓からは前席の様子が見えるようになっており、エアコンからの風を後席へ送るための通気性も確保されている。

「ペットシートマット」と「ペット車外飛び出し防止リード」は多頭での乗車にも対応「ペットシートマット」と「ペット車外飛び出し防止リード」は多頭での乗車にも対応

また、あわせて使いたいのが後席のドアガラスとウェザーストリップの間に差し込むだけで簡単に装着できる「ペットドアライニングカバー」。愛犬が外の景色を眺める時も、これがあればインテリアの傷や汚れを防ぐことができる。

「ペットドアライニングカバー」(6600円)「ペットドアライニングカバー」(6600円)

なお、これらのアイテムはファスナーを開いて簡単に折り畳みが可能で、収納場所にも困らない。また表面撥水加工により汚れや濡れに強く、ポールや底板を取り外して家庭で洗濯ができるのも嬉しい。(「ペットシートプラスわん2」を除く)

癒し系の新製品もラインナップ

今年はペットシートプラスわん2以外にも、楽しいアイテムがたくさんデビューした。「ペットエンブレム(肉球デザイン)」は、愛車に貼るだけで簡単にわんこ仕様にできる楽しいエンブレム。可愛い肉球デザインながら、立体感のあるメッキ調素材により洗練された印象だ。

「ペットエンブレム」(肉球デザイン、4400円)「ペットエンブレム(肉球デザイン)」(4400円)

アルミホイールの中央に取り付ける「ペットセンターキャップ(肉球)」は、可愛らしいデザインが魅力。ペットエンブレムと合わせ、クルマの足元とボディの肉球コーディネートで愛犬家仲間にさりげなくアピールするのも楽しそうだ。

「ペットインテリアステッカー」も肉球をイメージして立体的で可愛いらしくデザインされている。シリコン素材で、「ぷにぷに」と触っても楽しい。主張しすぎないカラーで、車種を問わずインテリアに馴染むだろう。

「ペットインテリアステッカー」(3850円)「ペットインテリアステッカー」(3850円)

人気の軽自動車『N-BOX』、『N-ONE』および『N-WGN』向けには、「ペットセレクトノブ(肉球)」も登場。こちらにもシリコン製の肉球が付いており、シフト操作をする時に柔らかい感触が楽しめる癒しアイテムだ。わんこの体毛をイメージした「くろ」、「しば」、「しろ」の3色が選べる。

わんこ達もお出かけを楽しんでくれた様子わんこ達もお出かけを楽しんでくれた様子

今回は、フィット e: HEV Modulo Xの上質な乗り心地と運転のしやすさのおかげで、たくさんの犬たちと一緒に快適なドライブが楽しめた。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」も標準装備されており、衝突軽減ブレーキや車線維持支援システムなどによって運転時の安全面もサポートしてくれる。紅葉がきれいになるこれからの季節、安全で便利なHonda Dogの愛犬用アクセサリーを使ってわんこと快適なドライブに出かけてみてはどうだろうか。

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※秋ヶ瀬公園では特別に許可を得て撮影しています。車は所定の駐車場に停めてください。犬を散歩させる際にはリードが必要です。

《石川徹》

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