ディズニー作品でお馴染みの動物たち。可愛いだけでなく、緻密に計算されたリアルな動きも魅力の秘密だ。多くのディズニーキャラクターの中で私たちにとって特に馴染み深いのが「犬と猫」のキャラクター。現在、彼らに注目し、ディズニーの動物作品の魅力に迫った展覧会「ディズニー キャッツ&ドッグス展」が東京・銀座の松屋銀座にて開催されている。
リアルな動きと感情表現の豊かさを両立
『バンビ』や『ダンボ』を始め、ディズニー映画には動物を主人公にした名作が数多い。成功の秘密は「動物をリアルに描きながら感情豊かに表現する」という難題に、徹底的に挑んだクリエイターたちがいたから。実際にスタジオで動物を飼い、骨格を研究し、筋肉の動きを追求することで、動物好きも納得するリアルな動きと個性をも持ち合わせた人気キャラクターたちが誕生したのだ。
なかでも、私たちにとって最も身近な存在である犬や猫はディズニー映画にとって欠かせない。『わんわん物語』に『101匹わんちゃん』、『おしゃれキャット』など、彼らを主人公にした傑作は数多くある。脇役でも、ミッキーの相棒である犬のプルート、ピノキオの生みの親ゼペットの愛猫フィガロ、『不思議の国のアリス』に登場するピンクとすみれ色のしましま模様が印象的なチェシャ猫など、印象的な犬猫は枚挙に暇がない。開催中の「ディズニー キャッツ&ドッグス展」では、ディズニー生まれの犬猫キャラクターたちが勢揃いして、作品世界へ誘ってくれる。
貴重な資料をデジタル化
展示されているのは、ディズニー・アニメーションに関連したイラストを含むデジタル化された300点以上のアート作品。貴重な資料がデジタル化されたことで、手書きの原画や下絵などが拡大可能になり、クリエイターたちの仕事の細部まで鑑賞することができる。
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さらに、各ブース内では、個人コレクター所蔵の立体フィギュアが、名場面を3Dで再現。今にも動き出しそうなキャラクターたちに誘われて、ディズニー作品の世界に迷い込むような気持ちになれることだろう。「ディズニー キャッツ&ドッグス展」は、12月25日まで。
©Disney