保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。本連載では保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴っていきます。
だいぶ間が空いてしまいましたが、今回は愛猫を連れての引っ越しについて。
ふくちゃんが走り回れる広い家へ
我が家のふくちゃんは元野良猫ということもあり、常日頃から自宅の狭さが気になっていました。我が家に来てからも外に出たがったり、ベランダから隣の部屋へ行こうとしたり、オモチャで遊んでいる最中ももっと広々と走れたらなぁと。さらに、保護先の秋田でも最初はきょうだいと一緒に暮らしており、ボランティアさんの元でも多くの保護猫と一緒に仲良くしていたこともあって、ゆくゆくはもう1匹お迎えしたいなとも思っていたのです。ということで、今年の夏前くらいから引っ越し先を探し始めました。
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このコラムの第1回にも綴ったのですが、我が家は元々ペット不可のところを、賃貸契約の更新と共に交渉、無事1匹まで許してもらったという経緯があります。妻と私共に、ペットを連れての部屋探しは今回が初めて。はっきり言って、甘く見ていました。
都心で猫2匹のハードルの高さたるや…
金額と広さ、その他諸々の条件が合っても、最後に「ペット不可」で挫けること多数。思い切って交渉してみてもNGの連発。また、個人的に意外だったのは、猫はダメでも犬(小型犬)はOKな物件が結構な数あること。不動産屋の方に聞いたところ、「猫は爪とぎで壁や床をダメにするイメージがあるから」とのこと。ふくちゃんも含め、床や壁で爪とぎしない子もいっぱいいるのに…。
また、犬猫問わず多頭飼いのハードルの高さは言わずもがなです。1匹だけでも敷金1ヶ月追加、しかも償却が基本条件。共に仕事で土日しか動けないこともあり、部屋探しなかなかに難航し、なんだかんだ半年くらい? それ以上? かかってしまいました。

最終的に決めたお部屋はもちろん多頭飼いOK。エリアは少し妥協しましたが、許容範囲。長い目で見た結果、満足のいく広さのお部屋に引っ越すことが出来ました。引っ越し当日はふくちゃんもビクビクでしたが、今では元気にお家を散策しています。たまにしていた夜鳴きも収まっており、毎日安心して暮らせています。
次はいよいよお迎えするもう一匹の子について、綴っていければと思います。果たして、ふくちゃんと仲良くしてくれるのか。

ホセ:会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。
猫:ふくちゃん(♂/2歳)。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。