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防災の専門研究所が「ペットBLSトレーニングセンター」を設立

防災の専門研究所がペットBLSトレーニングセンターを設立
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琉球大学地域創生総合研究棟にある地区防災研究所は、「ペットBLS検定」を開発し、「ペットBLSトレーニングセンター」を設立した。また、9月9日を「ペットも救急の日」とし、2022年1月1日付で日本記念日協会に正式に登録された。

BLSとは、「Basic Life Support」の略で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことだ。「ペットBLS検定」は心肺停止の犬と猫に対するBLSを基準とした民間の救急救命資格で、同トレーニングセンターでは、ペットの飼い主や、普段仕事などで動物と関わる全ての人に向けて、救命法のレクチャーを行うという。オンラインで学べるペットの救命方法授業の配信も予定しており、詳細が決まり次第告知するとのこと。

また、9月9日は従来国により「救急の日」と定められていたが、それに重ねる形で「ペットも救急の日」を制定することにより、ペットの救急についても改めて考える日として認知拡大を目指すという。

人間の救命方法は、学校の授業や車の運転免許取得時などに習得する機会が多くあるが、ペットの救命方法を習う機会は非常に少ない。そのため、改めてペットにまつわる専門機関を設立し命を守ることで、動物愛護の活動を強化していくとしている。

《鈴木まゆこ》

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