保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。本連載では保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴っていきます。今回は新居での生活と、ニューカマーについて。
広い家に満足? なふくちゃん
前回お伝えしたように、私たちは昨年の夏くらいから新居を探し、12月にようやく見つけた物件を契約。ふくちゃんを連れて無事に引っ越しました。当日は真っ先にこたつとふくちゃんのトイレを部屋に入れ、ふくちゃんには一段落つくまではこたつの中に避難してもらいました。意外にもスムーズに引っ越し作業は終了し、しばらくするとふくちゃんもこたつから出てきて、広くなった家を少し探検したりしていました。
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また、前の家ではあれだけ外に興味心だったふくちゃんですが、新居に来てからはベランダや玄関などから外に出ようとしなくなりました。広くなったせいなのか、それともふくちゃんも歳を取って落ち着いたのか。どちらにせよ我々もとても満足しています。
ニューカマー、盆ちゃん登場
そして年末、ついにやってきました。我が家のニューカマー、盆ちゃんです。新居が決まるちょっと前に、ふくちゃんをお世話していたボランティアさんから「ふくちゃんとも相性良さそうな子がいるんですけど、どうでしょう?」との連絡があり、写真を見てみると、なんともキュートなシャムの1歳未満の男の子。ふくちゃんを迎える際に、私が「シャム好きなんです」と言ったことを覚えていてくれたようです。ということで、すぐにお見合いにいき、話もトントン拍子で進んでお迎え決定。
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緊張の初対面時、意外にもふくちゃんは落ち着いており、においを嗅ぎに近づいてくれました。しかし、盆ちゃんはお見合い時に感じたやんちゃな性格とは裏腹に、新しい場所&人に囲まれ、やはりかなり萎縮していました。ボランティアさんの助言もあり、簡易的なケージに入れてしばらく放置。すると、そろりそろりと出てきて、家を徘徊してくれるようになりました。しばらくは簡易トイレとご飯はケージの中に入れつつ、徐々に慣れていく盆ちゃんを見守ることに。
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果たして、興味津々のふくちゃんとビクビクの盆ちゃんは仲良くなれるのでしょうか…!
ホセ:会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。
猫:ふくちゃん(♂/2歳)。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。