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犬猫のマイクロチップ装着義務化、認知度は5割…SBIいきいき少短調べ

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  • マイクロチップに関するアンケート調査
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SBIいきいき少額短期保険は、「第2回マイクロチップに関するアンケート調査」を実施。600人の回答を集計し、結果を発表した。

同調査は、販売用の犬・猫へのマイクロチップ*装着が義務化、一般の飼育者については努力義務となる改正動物愛護管理法が2022年6月に施行されるにあたり実施したもので、2019年に続き2回目となる。

まず、マイクロチップについて知っているか聞いたところ、「よく知っている」「ある程度知っている」「聞いたことはある」が 95.2%で、前回より4.7ポイント増加。 ペット販売業者へのマイクロチップ装着義務化の認知率は56.5%、 一般飼育者へのマイクロチップ装着努力義務の認知率は47.3%という結果だった。

次に、マイクロチップ装着義務化への賛成について聞いてみると、「賛成」は73.0%で、前回と比べて3.5ポイント増加。その理由で最も多いものは、「迷子になったときの身元確認が容易になる」で、80.8%という割合だった。また、「動物愛護・飼育放棄の抑制につながる」が75.6%で、前回と比べて15.9ポイント増加している。 反対の理由で最も多いのは「かわいそう」で、62.3%だった。

続いて、飼っているペットにマイクロチップを装着しているか質問した。現在装着している飼育者は30.6%で、 装着のきっかけで最も多いのは「迷子になったときの身元確認が容易になる」で47.4%。「飼ったときにマイクロチップが装着されていた」は45.7%だった。 今後、マイクロチップの装着意向が明確にある飼育者は10.1%という結果だった。

続いて、マイクロチップで実現したら良いと思うものを聞くと、「GPS がつけられる」が47.3%で第1位。「既往歴やお薬手帳のような役目を果たす」は27.7%で前回と比べて 6.2 ポイント増加していた。犬と猫の飼育者で回答の差が最も開いたのは「健康管理ができる」で、犬の飼育者は40.0%、猫の飼育者は31.0%という結果だった。

■アンケート調査の概要
調査期間:2月18日~2月19日
調査対象:犬もしくは猫を飼育している全国の20歳以上の男女
調査方法:インターネットリサーチ 有効回答数600 名(犬のみ飼育者300名、猫のみ飼育者300名)
※同調査結果の百分率表示は小数点第 2 位で四捨五入を行っており、合計しても 100%にならない場合がある

* 犬や猫に埋め込むマイクロチップは直径2mm、長さ12mm程度の円筒形の電子標識器具。飼い主の情報と照合できる15桁の番号が記録されており、全国の動物保護センターや保健所、動物病院にて、専用の読み取り機でデータを読み取ることができる。マイクロチップは、通常より少し太めの専用の注射器で、獣医師が犬や猫の首の後ろの皮下に埋め込む。費用は数千円~1万円程度。マイクロチップは全体を生体適合ガラスやポリマーで覆われているため、副作用はほとんどなく、一度装着をすれば半永久的に使用可能。装着後はデータベースへの登録が必要となる。

《山本真美》

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