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猫にもしつけは必要? 効果的な方法とは

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のんびりと気まぐれで自由奔放な猫。そこが猫の魅力であり愛猫家を虜にする一面ともいえますが、トイレを始め猫のしつけに困ったことはありませんか? 犬はなんとなくイメージが沸くけれど猫にもしつけは可能なのでしょうか? そこで今回は自由な猫さんのしつけについてご紹介します。

猫にも学習能力はある

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まず基本的なことですが、猫にも犬同様学習能力がきちんと備わっています。むしろ人間の表情や声のトーンを聞き分けるほど賢い動物です。そのため猫にしつけを行う時は家族全員が協力し、どのようにしつけを行っていくか全員が把握する必要があります。お父さんは怒るけどお母さんは怒らない、など家族内で対応に違いがあると猫は混乱しいつまでも覚えてほしい事を覚えることができません。

猫の習性を理解してタイミングを見図ろう

群れで行動する犬に比べ、猫は元来単独で行動することが多い動物です。グループに属することもありますが社会性はそこまで高くなく、あくまで自分のペースや気分で行動します。甘えん坊の子もいますが原則一人でのんびりしている時に無理に近寄りコミュニケーションやしつけを行うことはおすすめしません。本人から近づいてきた時やご機嫌がよさそうなときにトライしてみましょう。

怒鳴る、叩くは絶対NG

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粗相をしてしまうことや、ソファや壁などで爪とぎをしてしまうこともありますよね。その瞬間を見つけたらついつい「ダメでしょ!」と大きな声をあげたくなりますが言葉のわからない猫にとって大声はただの恐怖でしかありません。また叩くなどの行為はもってのほかです。猫にとって安心できる場所や人は自宅と飼い主さんだけです。恐怖心を使ったしつけは大きなストレスの要因になってしまいますので避けましょう。

しつけには「罰」をうまく使おう

トイレやイタズラ防止のしつけでは「罰」の使い方が重要です。罰と言ってももちろん叩くなどの行為ではなく「無視」「没収」「代替品」の3つです。

人間が困るような問題行動を起こすほとんどの理由が構ってほしい、注目してほしいといった承認欲求からきている猫さん。何より無視するのが実は効果的です。そしてイタズラしてしまう物や場所を本人から取り上げましょう。服の上で粗相してしまうなら猫の手が届かない場所に全てしまい込んでください。ソファで爪とぎをしてしまうのであればソファの部屋に入れないように、またはカバーをかける、猫が苦手な柑橘系の香りのアロマをつける、などして近づけないようにしましょう。その上で服の代わりにトイレを増やしてあげる、新しい爪とぎを設置してあげる、など代替品を与えることで猫にもストレスなくイタズラしてしまうものから意識をそらすことができます。

環境作りも大切

上記の事柄にも関係しますが、猫のイタズラに頭を抱える前にまず生活環境を見直してみましょう。例えばトイレの粗相に悩まれている場合、トイレの大きさや数は愛猫に見合っているでしょうか?猫はとてもきれい好きな動物です。体がすっぽりと入る大きさで猫の頭数プラス1~2つあるのが理想的と言われています。紐状のものが本能的に好きな猫に、コンセントで遊ぶな!! と教え込むよりもコンセントに目隠しをする方がよほど合理的です。猫の性質を考えたうえで環境作りを行うと案外飼い主さんのストレスも減るかもしれませんね。
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芸を教えるには「ご褒美」を使おう

お座りやお手など一芸を覚えさせたいときにはとびきりのおやつ等ご褒美をうまく使いましょう。マタタビなどでもOKです。お座りはおやつを頭上に持っていくと自然とお座りの体勢になりますのでそのタイミングでおやつを与え褒めてあげましょう。ただし気まぐれな猫さん、覚えるまで時間がかかることもあれば全く気乗りしない子もいますので、無理強いはやめましょう。

生活上のしつけに関しては子猫のうちからしつけを行う方がスムーズかもしれませんが、成猫であっても時間をかければトレーニングは可能です。愛猫のペースを尊重しつつ気長に行いましょう。

《吉田つぐみ》

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