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飼い主との距離は猫のため…エーアイプロダクツの「MeGAじゃらし」【インターペット2021】

猫華とMeGAじゃらし(インターペット2021)
  • 猫華とMeGAじゃらし(インターペット2021)
  • 猫華とMeGAじゃらし(インターペット2021)
  • 羽根は点線素材で壊れたら交換可能
  • 猫華とMeGAじゃらし(インターペット2021)
  • さまざまなコミュニケーショントイ

インターペットの会場で猫草ならぬ「猫華」と「MeGAじゃらし」というものを見つけた。猫用のおもちゃのようだがどういうものだろうか。

ねこじゃらしやけりぐるみなど猫用のおもちゃは、ペットショップの定番商品だ。これらのおもちゃはストレス発散や運動不足解消に良いとされる。エーアイプロダクツが販売している「猫華」は、マタタビの枝に、キャットニップとマタタビの粉をしみこませた和紙の花をつけたおもちゃだ。飼い主がそれを持ってねこと遊ぶためのもの。エーアイプロダクツでは、このようなおもちゃの「コミュニケーショントイ」と呼んでいる。

和紙の形によって、「ラベンダー」や「カーネーション」「ヒアシンス」「ヒマワリ」「ユリ」の5種類がある。和紙にはキャットニップの粉と虫癭果(ちゅうえいか:アブラムシが産卵してふくらんだマタタビの木のコブ)を粉にしたものがしみこませてある。虫癭果は、薬草としても利用されるもので、マタタビの粉としても売られている。

キャットニップとマタタビの2種類を使っているのは、ねこによってマタタビ派とキャットニップ派がいるので、両方をしみこませたそうだ。和紙はよだれにも強く、使用期限は3年となっている。その場に猫がいなかったので効果を試すことはできなかったが、キャットニップやマタタビに反応する猫なら、遊んでくれそうだ。

もう一つは「MeGAじゃらし」という細長い棒の先に鳥の羽根がついたもの。これも飼い主と猫が遊ぶコミュニケーショントイだが、よく売られているねこじゃらし系のおもちゃよりこだわった点がいくつかある。

まず、ロッドが本物の釣り竿と同じグラスファイバーで出来ている。振ったときのしなりやスピードが猫の興味をそそるらしい。ロッドの先、羽根を取り付ける根本にはマタタビの枝が装着される。これが適度なおもりになり、ロッドを振ったときの羽根の動きをよくする。もちろん、マタタビに反応する猫なら余計に「釣れる」だろう。

羽根先まで入れると全長が160cmから170cmと少し長めになっているのは、飼い主とある程度の距離があったほうが猫が気兼ねなく飛びついたりジャンプできるからだ。先端の羽根は本物の鳥の羽根を使用している。プラスチックなどは誤飲した際の危険性が高いが、天然の羽根なら心配も少ない。

《中尾真二》

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