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アイペット損保、「ペットの支出に関するアンケート調査」を実施…コロナ禍における支出への影響も調査

アイペット損保、「ペットの支出に関するアンケート調査」を実施
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アイペット損害保険は、犬・猫飼育者の985人を対象に、「ペットの支出に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表した。

アンケートではまず、2020年におけるペット関連の年間支出合計について質問。犬飼育者は「5万円以上~10万円未満」が34.0%、猫飼育者は「5万円未満」が42.0%で最多となった。新型コロナウイルス感染拡大前の昨年と比べ、年間合計支出額に大きな変化は見られなかった。

続いて、「2020年のペット関連支出は前年比どうなったか」を尋ねたところ、約7割の飼育者が「変わらない」と回答した一方、「増えた」と回答した犬飼育者は26.5%、猫飼育者は26.1%だった。昨年と比較すると、「増えた」と回答した犬飼育者は2.5ポイント増え、やや増加している。

ペット関連支出合計が昨年と比べ「増えた」と回答した人に、「何にかける費用が一番増えたか」を尋ねたところ、犬飼育者は「病気やケガの診療費」が52.8%と最も多く、猫飼育者は「病気やケガの診療費」「フード・おやつ」が同率でトップとなった。

昨年の調査結果と比較すると、中でも「フード・おやつ」と回答した犬飼育者は9.2ポイント、猫飼育者は4ポイント増えており、犬猫共に増加傾向にある。さらに、どれくらい費用が増えたか尋ねたところ、犬飼育者の約75%、猫飼育者の約69%が1万円以上増加していることがわかった。

続いて、「ペット関連支出の中で一番支出額が大きいと感じるものは何か」と尋ねたところ、犬飼育者の34.0%が「病気やケガの診療費」、猫飼育者の41.6%が「フード・おやつ」と回答し、共に最多となった。

昨年と比較すると、「フード・おやつ」と回答した人は犬飼育者で7.4ポイント、猫飼育者で10.5ポイントと、犬猫共に大幅に増加している。一方、コロナ禍における「病気やケガの診療費」は、犬飼育者で5.9ポイント、猫飼育者で14.7ポイント昨年と比べ減少しており、猫飼育者は昨年最多だった「病気やケガの診療費」よりも「フード、おやつ」の支出が大きいと感じる飼育者が増えていることがわかった。

2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外出自粛などによって自宅で過ごす時間が増えるなど、生活環境が大きく変化した1年となった。そこで同社は、「コロナ禍における生活環境の変化によるペット関連の支出への影響」についても調査を実施した。

まず、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、増加したペット関連支出はあるか」を尋ねたところ、犬・猫飼育者共に「フード・おやつ」がトップとなり、続いて「おもちゃ・遊び道具」、「病気やケガの診療費」(猫飼育者は同率で2番目)の順となった。

続いて、昨年支給された「特別定額給付金10万円」について、「ペットのために活用したか」を尋ねたところ、約8割の飼育者が「ペット以外のことに活用した」と回答し、ペットのために活用した飼育者は、2割以下にとどまった。

さらに、「ペットのために活用した」と回答した人を対象に使途先を尋ねたところ、犬・猫飼育者共に「フード・おやつ」が最多となり、次に「病気やケガの診療費」という結果となった。

続いて、2021年の支出見込みについても調査。まず、「2021年のペット関連支出は増えそうか」と尋ねたところ、全体の73.0%が「変わらなそう」と回答した。一方で、犬飼育者の約25%が「増えそう」と回答しており、4人に1人が増える見込みであると考えているようだ。

続いて、「増えそう」と回答した人を対象に、「2021年のペット関連支出で増えそうなものは何か」を尋ねたところ、犬飼育者の69.9%、猫飼育者の62.2%が「病気やケガの診療費」と回答し、最多となった。

さらに、これらの回答を選んだ理由についても質問。「病気やケガの診療費」を選んだ理由として、「高齢になってきたため」「老齢に伴い検査、治療回数が増えるため」など、ペットの高齢化に伴う診療費増加が要因と考えられる回答が多く挙げられた。

その他、「病気やケガの診療費」と「ワクチン・健康診断などの予防費用」を選んだ理由として、「ペットと一緒にいる時間が増え、体調管理に注意を払うようになったため」「ペットの健康により敏感になり、健康診断などの予防にもお金をかけたいと思うようになったため」など、ペットと一緒にいる時間が増えたことにより、より健康を意識するようになったという回答なども見受けられた。

調査の結果、2019年と比較すると、2020年のペット関連支出の合計金額に大きな変化は見られなかったものの、内訳では「フード・おやつ」の支出が増加傾向にあることがわかった。また、コロナ禍において増加した支出についても、同様に「フード・おやつ」が挙がっており、ペットと過ごす時間が増えたことで、よりペットの好みのおやつを探す人、健康を考えて体型や年齢に合わせたフードの購入を意識する人が増えている可能性がうかがえる。

一方で、支出への影響が高い上位には、依然として犬・猫飼育者共に「病気やケガの診療費」が挙がっており、今後もペット飼育者にとって、負担が懸念される支出の1つであることが予想される。

犬や猫の平均寿命が延び、ペットの高齢化が進む中、同社では、ペット保険を利用することでこうした診療費の負担を軽減させ、大切なペットの万が一の病気やケガの際に経済的な心配をせず、ペットに最善な治療を受けてもらいたいと考えているとしている。

■調査概要
・調査対象:全国の犬・猫飼育者
・調査人数:985人
・調査期間:2021年3月8日~3月16日
・調査方法:インターネットにおけるアンケートを実施

《鈴木まゆこ》

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