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生活雑貨メーカーがユーザーと一緒に取り組むペット用品の開発…サンコー【アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳】

アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2021
  • アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2021
  • 食器のヌルヌルが簡単に落とせるペット用食器洗い(サンコー)
  • アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳 2021
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9月18~19日に長野県で開催された「アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳」には、他のペットイベント同様にペット用グッズを扱うブースが多数出展。可愛いデザインの洋服やオーダーメイドで愛犬の名前を入れられるネームプレート、お洒落なハーネス、無添加のおやつなど色々なショップが並んでいた。その中で、足腰への負担軽減をうたった商品に注目した。

生活雑貨メーカーが作る床用マット

和歌山県から参加したサンコーは、便座シートやキッチンマット、食器やバスタブの洗浄用グッズなどを製造する繊維製品メーカー。ペットグッズにも力を入れており、床用のマットを販売している。フローリングの床は滑るため、犬の足腰に負担がかかると言われる。滑り止めのワックスやカーペットを使っている飼い主は多いだろう。

「一度洗濯すれば違いが分かる」

同社の「ペット用撥水タイルマット」は30センチ角の正方形で、18枚でたたみ1畳分(90×180cm)のスペースをカバーする。「ホームセンターなどで扱っている商品のおよそ3倍」(同社談)と高価だが、品質には自信を持っていると担当者は胸を張る。

特に子犬時代には、トイレの失敗などによって頻繁なクリーニングが必要になる。他社製品も汚れた部分だけ洗えるのは同じだが、洗濯によっていびつな縮みが生じ隣り合うマットとの間に隙間ができることが多い。このタイルマットは、そうした変形を最小限に抑えた耐久性の高さが特徴だそうだ。「見た目に大きな違いはないかも知れませんが、一度洗濯すれば違いが分かります」とのことだ。

そのほか、同社独自の「おくだけ吸着」構造によるズレ防止やほつれにくさなど、生活雑貨の開発で培ったノウハウが活用されている。

色やサイズも豊富に用意

色もベージュやブラウンなどの定番から、オレンジ、ブルー、ローズ、グリーンなど華やかなものまで合計12色の中から好みにあったものを選ぶことができる。肉球をあしらった可愛いデザインもあり、好みに合わせた組合せが楽しめる。

30センチ角のタイルマットだけでなく、2メートルから8メートルまでのロングマットも用意されている。幅も60センチと90センチの2種類があり、部屋全体や廊下に敷き詰めたい飼い主のニーズに対応している。ハサミで簡単にカットできるため、部屋や廊下の形に合わせて使うことができる。

猫向けには、繰り返し壁に貼って使える爪とぎも用意されている。また、特殊形状の繊維を使った食器洗いのメッシュは、水だけで食器のヌルヌルを落とすことが可能だ。

ユーザーのニーズを基にした商品開発

サンコーでは、一般の飼い主からの要望を商品開発に生かしていると言う。アウトドアドッグフェスタなどのイベント会場で意見を聞くほか、「ペット部」を組織してユーザーとの座談会を行っているそうだ。11月1日には、飼い主と同社が一緒に開発した新しいデザインの商品が発表予定だという。

《石川徹》

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