日本ヒルズ・コルゲートは愛犬のアレルギー・皮膚ケアのサポートフード「プリスクリプション・ダイエット〈犬用〉オールスキンバリア 小粒」を発売した。
「アニコム家庭どうぶつ白書2021」によると、ペットの動物病院への来院理由として最も多い疾患は皮膚疾患だという。これは前年の消化器疾患を抜いての結果で、皮膚疾患に悩むペットや飼い主が増加傾向にあると指摘している。またこの皮膚疾患は、暖かくなる時期に増える傾向があるという*。
また、同社の調査によると、ペットの皮膚疾患の原因は、カビやほこり、花粉やノミなどへのアレルギー反応で起きる環境アレルギーが大半で、まれに牛肉・乳製品・鶏肉等の特定の原材料による食物アレルギーがあるという。だが犬の皮膚疾患は鑑別が難しく、診断が確定するまで時間を要することが多いのが現状だそうだ。
そこで同社は、獣医師による指導のもと、医薬品や療法食などを組み合わせた治療が重要となるペットの皮膚ケアにおいて、環境・食物アレルギー&皮膚ケア、すべてをサポートする特別療法食として、この度同製品を発売した。
単一の動物性たんぱく質として卵を使用することにより、食物アレルギーの管理に貢献。また、オメガ-3、オメガ-6脂肪酸や植物栄養素の含有により、前述のような環境アレルゲンに対する健康な皮膚バリアの維持と、かゆみや炎症の管理をサポートすることが可能だという。
なお、同製品は特別療法食のため、愛犬への給与には獣医師の推奨が必要となっている。
* RAJESH KHURANA, Haryana Vet. (June, 2016) 55 (1), 97-99