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日本介助犬協会、古川美術館企画展「美術のなかのどうぶつたち」にて、介助犬使用者の絵画を展示…8月2日まで

「美術のなかのどうぶつたち」にて、介助犬使用者の絵画を展示
  • 「美術のなかのどうぶつたち」にて、介助犬使用者の絵画を展示
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  • 「美術のなかのどうぶつたち」にて、介助犬使用者の絵画を展示
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名古屋市にある古川美術館にて開催されている企画展「美術のなかのどうぶつたち」にて、日本介助犬協会所属の介助犬使用者である山内稔氏が、パートナーである介助犬ティティーをモチーフに描いた「介助犬に花束を」の展示が開始された。

同氏は、バックパッカーとして世界を回るなど、アクティブな生活を送っていたが、2000年にバイク転倒事故により脊髄を損傷し、車いすでの生活になったという。その後は、約9年間引きこもり生活を送っていたとのことだが、2009年に愛知県名古屋市で開催された福祉機器展にて介助犬を見たことにより、生活が大きく変わったのだそう。

そして、2012年3月にパートナーとなるティティーと出会い、共に訓練を重ね、6月には介助犬使用者と介助犬として国から認定を受けた。同氏にとって、介助犬ティティーは「心のバリアを自分自身も気付かないうちにキレイになくしてしまう特別な力を持った存在」だという。

「介助犬に花束を」は、そんなティティーをモチーフに描かれた初めての大型作品であり、2018年の“あいちアール・ブリュット展(主催:愛知県)”では入賞を果たしている。

日本介助犬協会によると、同ペアはもうすぐ引退を迎えるそうで、ペアの絆が伝わる展示をぜひ見に行って欲しいとしている。なお、展示は、8月2日までの期間限定となっている。

《鈴木まゆこ》

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