動物のリアルを伝えるWebメディア

日本介助犬協会、新型コロナウイルスの影響で中止していた子犬預かりボランティア指導をオンラインで再開

介助犬候補の子犬
  • 介助犬候補の子犬
  • 「オンライン来訪デイ」の様子
  • 「オンライン来訪デイ」の様子
  • 「オンライン来訪デイ」の様子
  • 従来の「来訪デイ」の様子
  • 介助犬
  • 介助犬
  • 介助犬

日本介助犬協会は、介助犬の子犬育成ボランティア指導をオンライン上で実施した。

介助犬候補の子犬を2か月齢から1歳頃までの間一般家庭に預けるパピーホームボランティアでは、通常は協会職員が定期的にボランティア宅に様子を伺う「訪問指導」と月に1度職員によるしつけ教室を介助犬総合訓練センターにて行う「来訪デイ」を行っていた。しかし、新型コロナウイルスの蔓延を受けて4月以降の訪問や来訪による指導を中止し電話やビデオ通話による状況確認や個別指導を行ってきた。

介助犬育成の手を止めないため、協会は6月22日に「オンライン来訪デイ」を実施。子犬の育成に関してボランティアが共有して抱える悩みをボランティア同氏が共有し解消する場としても「来訪デイ」は重要な位置づけだったという。

当日の「オンライン来訪デイ」では、7か月齢から1歳の子犬を預かるボランティア7家庭が参加した。各自がPCやスマートフォンを通じてアクセスをし、職員が画面越しに子犬の月齢に合わせた指導を行った。職員が画面の前でご褒美のおやつを用いながら手本となる動作をし、ボランティアがそれと同じくそれぞれにトレーニングを行った。簡単な動作から徐々に難易度を上げていく形をとり、子犬が遊びを通じて人とのコミュニケーションややり取りを楽しみながら行う簡単なトレーニングが実施された。

協会の訓練部職員は「今、この状況でできることは精一杯できたと感じる。思っていたよりこちらからボランティアさんの様子も拝見することができ、今後の指導にも役立てていきたい」と話し、参加者からは「とても楽しかった。予想以上に映像も音声もクリアで指導も分かりやすく、快適に参加できた。」という感想が寄せられたという。

《滑川寛》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top