保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴る連載2回目では、保護猫を迎えるに当たっての条件やプロセスについてご紹介します。
「どの子でもどうぞ」というわけにはいかない
大家さんと交渉して、猫を飼うことを承諾してもらった我々は、いくつかの保護猫カフェや譲渡会を訪れました。
保護猫のお迎えを検討している場合は、スタッフの方にその旨を伝えると色々なアドバイスがもらえます。ただ、お迎えするということは当然“一つの命に対する責任が発生する”ということなので、安易に「どの子でもどうぞ」というわけにはいきません。家に迎えるに当たって、猫それぞれの個性などを踏まえた注意点や、住環境の確認など、時には厳しい意見も交えつつ誠実に対応してくれました。
猫のために決められた厳しい条件
保護猫カフェ、譲渡会ではそれぞれ運営団体によってお迎えの条件、プロセスが異なります。賃貸の場合、ペット飼育可を確認するために賃貸物件の契約書を提出する場合や、実際に自宅拝見があったり、トライアル(お試し期間)が設けられていたりもします。
また、猫によっては高齢者不可としていたり、同棲カップルでのお迎え不可、途中でアレルギーの発症や想定外の自体で飼育不可となった場合の判断(実家へ譲渡するなど)を事前に聞かれたりも。一見厳し過ぎると思うかも知れませんが、知り合いではなく不特定多数に向けて里親を募集しているということを考慮すると、個人的には考えるほどに納得することが多かったです。
次回は実際に我が家へ迎えることになったふくちゃんとの出会い、保護主さんとのやり取りなどをお話しできればと思います。
ホセ:会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。
猫:ふくちゃん(♂/2歳)。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。