アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、10月14日、縄文時代の自然を再現した「わくわく里山・縄文の里」に、ニホンアナグマとホンドタヌキの新展示場をオープンさせる。
ニホンアナグマとホンドタヌキは、古くから里山に棲む日本の在来種で、縄文時代の貝塚からもこれらの骨が発見されており、当時から食料として利用されてきた様子がうかがえる。
また、ニホンアナグマは山林に巣穴を掘って棲家とし、その巣穴をホンドタヌキが利用することがある。アナグマは「狢(ムジナ)」とも呼ばれ、時には同じ巣穴を利用するタヌキもムジナとして混同されることがあり、こうした習性が「同じ穴のムジナ」ということわざの由来であるといわれている。
今回新たにオープンする展示場では、ニホンアナグマ2頭が飼育される(展示当初は1頭のみの展示)。また、隣接してホンドタヌキが展示されるため、アナグマが巣穴で暮らす様子や、共に里山の自然の中で暮らす習性を観察できるのだそう。
なお、水族館でのニホンアナグマの展示は初めてとなる。