保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。本連載では保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴っていきます。
今回はお迎えしてから初の診療についてです。
お尻からきしめん!? 初の事態にふくちゃんも含め家族で大慌て
ふくちゃんはボランティアさんが保護した猫なので、もちろん去勢手術やワクチン接種も済んでおり、基本的には健康に問題なしの状態でお迎えしました。
しかし、ここ最近になって異変が。1ヶ月ほど前、うんち後にふくちゃんのお尻からきしめん状の物体がぶら下がっているのを発見。初めて(?)の事態にふくちゃんも興奮してしまい、お尻の物体をティッシュで取るのも一苦労でした。
ネットで調べた結果、寄生虫の一種ではないかとの疑いが濃厚に。しかし、その後はうんちにも影響なく、ふくちゃんもピンピンしていたので、病院に連れていくべきとは思いつつしばらく様子を見ることに…。
そして先日、2度目のきしめん発生! これはいかんと急いで近くの動物病院へ連れていきました。
鮮やかな手付きであっという間に薬を投与
ボランティアさんから迎える際、ケージからすんなりと出てきたので(その後ベッドの下に隠れてしまいましたが)、移動用のケージに入れるのも簡単かと思いきや、意外にも抵抗するふくちゃん。ベランダへ出してあげるよ~と騙して捕獲しました。
しかし、道中も楽ではなく、家を出てしばらくするとことの重大さに気付いたのか、ケージを破壊せんとばかりに暴れ始めました。ふくちゃんのためとはいえ、愛猫が鳴き続ける姿はなかなかに堪えるものがあります…。
ちゅ~るでごまかしつつなんとか徒歩15分程の動物病院まで到着。優しそうな先生に診てもらいました。すると、予想通りに「猫条虫(寄生虫の一種)だと思う」とのこと。鮮やかな手付きでふくちゃんの口を開けさせ、その場で虫下しの薬を飲ませました。ふくちゃんは少し(かなり?)緊張している様子で、いつもより鼻がピンクになっていました…(かわいい)。
猫条虫はネズミやヘビなどを経由しての寄生が多いそうですが、我が家に来てからはベランダには出せど、外には出ていません。先生曰く「野良時代に卵が体内に入ってしまったのではないか」とのことでした。とりあえず薬は一度だけの投与で、様子を見ることに。診察料もトータルで2000円ほどと、良心的な価格でした。
「うんちと一緒に卵が出てきたりすることがあるので、トイレした後は早めに取ってあげてください」と先生から言われていたので注意して見ていますが、今のところ再発はありません。このまま、ふくちゃんのお腹からきしめんがいなくなりますように…。帰宅後は疲れたのかコタツで爆睡のふくちゃんでした。
ホセ:会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。
猫:ふくちゃん(♂/2歳)。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。