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仏様の姿をした愛犬・愛猫に会えるMORITA 【インターペット2021】

MORITAブース(インターペット2021)
  • MORITAブース(インターペット2021)
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インターペット2021には、ペットフードやペット用品だけでなく幅広い分野で活動する企業や団体が参加する。MORITAは、その中でも異色の存在だろう。東京・表参道の「イムス表参道店」やウェブショップで仏像を専門に取り扱っている。

愛犬や愛猫が職人の手で仏様の姿に

同社のブースでは、猫や犬の姿をした仏様が目を惹いた。「猫仏(ねこぶつ)」と「犬仏(いぬぶつ)」と呼ばれる、可愛く、そしてありがたい犬と猫は、お寺に収める仏様を彫る職人である「仏師」の酒井豪氏によるものだ。オーダーメイドで1つ1つ手彫りを行い、奥さんが彩色を施す「仏屋さかい」として手掛けている。

仏像彫刻の職人が、写真を基に表情や全体のバランスを考えて仕上げている猫仏と犬仏。酒井氏は、「身近に置いて、眺めて "ほっ" とするような作品制作を心がけている」とのことだ。現在は注文から完成までおよそ3か月とのことだが、仏様の姿をした愛犬や愛猫を待つ楽しみもあるだろう。

木曽ヒノキ製の本体は、国産ヒノキの敷板に乗り桐の箱に入って届けられる。元気な愛犬や愛猫のお守りとしても気になる逸品だ。また、仏様の姿になって帰ってきた昔の愛犬や愛猫と様々な思い出を語り合うのも良いだろう。

七福神や阿弥陀如来の姿をした猫も

このほかに、「猫budda(にゃんぶっだ)」と呼ぶシリーズをMORITAでは展開している。千手観音や阿弥陀如来など十二支の守護本尊や、七福神の姿をした猫が飼い主や愛猫に開運や魔除けのご利益をもたらしてくれる。仏屋さかい監修のもと量産化されている猫buddaは、猫好きの友人・知人への贈り物としても喜ばれそうだ。

現代では、犬や猫たちが単なるペットではなく大切な家族の一員として共に暮らす存在に変わった。仏像専門店という、まったくペット産業とは関わりのなかった企業がインターペットに参加するのも、世の中の変化を如実に反映していると言えるだろう。

《石川徹》

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