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犬と飼い主に快適・安全で楽しい住環境を提案…犬と住まいる協会【わんにゃんドーム2022】

犬と住まいる協会ブース(わんにゃんドーム2022)
  • 犬と住まいる協会ブース(わんにゃんドーム2022)
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「わんにゃんドーム2022」が開幕した2月5日。この日は雪が降ったり止んだりの天気だったが、会場となるナゴヤドームには犬連れ・猫連れを中心とした来場者が朝から訪れた。出展したのは約100のブース。その中で、ひときわ注目を集めていたスペースがあった。

人も犬も快適で安全に暮らせる住まいづくり

このブースを運営する「犬と住まいる協会」は、ハウスメーカーやリフォーム事業者、建材や住宅機器メーカー、造園業者など大小さまざまな住宅関連企業が構成する一般社団法人だ。「人と犬の快適な共生環境と新しいペット文化の創造」を理念に掲げ、人も犬も暮らしやすい安全で快適な住まいづくりに取り組んでいる。

主に家庭の庭で愛犬と楽しく過ごす提案を、一般ユーザー向けに行っているという。今回のブースは、同協会の中京ブロックに所属する外構(庭や塀など建物周囲の設備)工事の設計施工会社が共同で出展したものだ。一面に敷かれた人工芝に、フェンスの素材やドッグラン用の遊具などが展示されていた。

ここで来場者の誘引に大きな貢献を果たしていたのが、メンバーの愛犬であるグレートピレニーズ2頭だった。体重は60kgほどという真っ白な「モフモフ」たちが、優秀なスタッフとして来場者1人1人と触れ合い、ブースは来場者でにぎわっていた。広い庭のある一戸建てで、大型犬と共に暮らす夢を抱く愛犬家も少なからずいるだろう。犬と住まいる協会は、こうした大型犬が運動しやすいドッグランから、小型犬のケガに配慮した滑りにくく段差のないウッドデッキなど様々な提案を行っている。

犬と住まいる協会ブース(わんにゃんドーム2022)犬と住まいる協会ブース(わんにゃんドーム2022)

飼い主の利便性と犬の健康を大切にするノウハウ

最近は、庭に人工芝を敷いてドッグランにするニーズが高いと言う。草取りの手間も不要でメンテナンスが容易なのも人気の理由だろう。同協会のメンバー企業は、犬のおしっこのにおいにも、独自のノウハウで対応しているという。

愛犬の好奇心を誘うため、山やトンネルなどを設けるケースもある。実は、こうした仕組みにも犬の健康に対する配慮が隠されているそうだ。山に登ったり走ったりする場合、脚の関節は通常よりも大きく動く。人間のストレッチと同様に、できるだけ可動域を広げる運動を行うことが、健康寿命を延ばすことにもつながる。したがって、愛犬の体格に適したレイアウトの設計なども大切なポイントのようだ。

家のリビングなどから庭に降りるルートには、足腰への負担軽減を考えて階段ではなくスロープを設けることを勧めることが多いという。素材もできるだけ耐久性が高く、滑りにくい物を厳選するのが安心だろう。こうした点は、特に小型犬と暮らす愛犬家には重要な視点と言える。

協会では定期的な勉強会を開催し、メンバーは「愛犬家に選ばれるプロ」を目指しているという。獣医師やトリマーなどをアドバイザーとして招聘し、犬の習性や管理、さらには動物愛護法などの関連法規に至るまで、幅広い分野の知識向上に努めている。

《石川徹》

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