動物のリアルを伝えるWebメディア

ペットに1年間でかけた金額は? IoTアイテムに関する調査も…アニコム損保

イメージ
  • イメージ
  • アニコム損保、ペットにかける年間支出調査2021年版公開
  • アニコム損保、ペットにかける年間支出調査2021年版公開
  • アニコム損保、ペットにかける年間支出調査2021年版公開
  • アニコム損保、ペットにかける年間支出調査2021年版公開

ペット保険のアニコム損害保険は、アニコム損保のペット保険契約者へのアンケートをもとに、2021年の1年間にペットにかけた年間支出費用を発表した。

犬・猫それぞれについて、1年間にかかる各項目の費用を調べると、犬が34万5572円(前年比102.1%)、猫が16万9247円(前年比102.7%)と、犬猫ともに微増傾向が見られた。

最大の支出項目は、犬猫ともに「フード・おやつ」で、犬は約6.6万円(前年比101.8%)、猫は約5.3万円(前年比123.0%)という結果だった。特に、猫で増加している理由として、「病気のため療法食に変えた」「体のために質のよいフードに変えた」「健康に留意して自然食品に変えた」など、愛猫の健康を気遣う回答が多く見られた。一方で、「家にいる時間が増えて、ついついあげてしまった」というコロナ禍ならではの回答も見られた。

犬で最も前年から増加したのは「サプリメント」。増加している理由として、加齢によるもの、若齢の関節炎などによるもののほか、「腸内フローラを改善するためサプリメントを与えるようになった」という回答も見られた。話題の腸内フローラを意識する飼い主が増えていることがうかがえる。

2022年の費用について質問したところ、「変わらない見込み」と答えた人が45.6%、続いて多かったのが「増える見込み」で32.5%だった。増える見込みの理由として、「コロナが落ち着けば旅行に行きたい」や「コロナが落ち着いたら、たくさん遊びにいきたいので」といった声が寄せられた。

犬の体格別に支出費用を見てみると、中型犬が最も低い結果となった。「病気やケガの治療費」「しつけ・トレーニング料」「洋服」などが低くなっている。「フード・おやつ」「飼育に伴う光熱費」などは、体格に応じてかかる費用も異なるため、大型犬を迎える際には、費用面での備えも必要となってくる。

また、自分自身よりも、ペットに費用をかけている項目を聞いたところ、30.4%が「美容院(理髪店)」、続いて28.7%が「医療費」と回答した。また、「食費」と回答した飼い主も20.7%という結果だった。理由としては、「ペットにかかる美容代は惜しまない分、自分は美容院に行く回数を減らす」といったペットファーストな声や、「いつまでも元気で長生きしてほしい」「人間よりもはるかに短い寿命のため、できる限りの幸せを与えてあげたい」「健康維持は飼い主の義務!」といった愛犬の健康を気遣う飼い主の声が寄せられた。

さらに同社は、IoTアイテムに関する調査も実施。2021年に新しく購入したIoTアイテムは、犬猫ともに「見守りカメラ」が最も多い結果となった。猫では、「自動給餌器」「システムトイレ」を9%前後の飼い主が購入しているほか、「その他」に含まれている「自動給水器(水飲み器)」といった回答も見られた。

2020年に引き続きwithコロナの1年の中、犬猫に対する健康志向の高まりが見られる調査結果となった。

■調査概要
対象者:アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者
調査期間:2021年1月1日~12月31日の1年間
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:2021年分 2237、2020年分 3532

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top