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NEC、愛玩動物コミュニケーションプラットフォームサービス「waneco」の提供を開始

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日本電気(NEC)は、ウェルビーイングの実現に向け、人とペットとの暮らしにおける様々なサービスをIDでつなぎ、飼い主をサポートする愛玩動物コミュニケーションプラットフォームサービス「waneco(ワネコ)」の提供を開始する。

同サービスは、ペットとの関係性の強化を目指すPet Relationship Management(PRM)という考えに基づき、犬や猫の情報や様々なサービス・手続きを、1つのID「waneco ID」で連携し、デジタル化した情報を共有・活用できるプラットフォームサービス。利用することによってペットサロンでの健康状態の気づきを動物病院と共有し、治療や飼育アドバイスに活用するなど、犬や猫それぞれの適正や状態にあったサービスを享受することができるという。今後5年間で600万頭の登録を目指す。

同サービスの第1弾として、LINE公式アカウントを使ったサービス「waneco talk」の社内実証を4月から開始。留守番などをしている犬や猫の状況を遠隔地からトーク形式で把握することが可能です。具体的には、三軸加速度センサーと気圧センサーを備えた日本動物高度医療センターの犬猫用活動量計「PLUS CYCLE(プラスサイクル)」を首輪につけ、収集した犬や猫の活動量を、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」により分析。ペットの状態に基づいたメッセージが「waneco talk」のLINE公式アカウントから届くというもの。将来的には蓄積したデータを健康管理につなげることを目指しており、2021年8月には一般向けに提供開始予定だ。

また、同社は同サービスの提供にあたり、ウェルビーイングを目指した環境事業を推進する専門組織「環境分析事業推進室」を設置した。

近年、家族の一員として犬や猫などのペットと暮らす人々が増えた一方で、飼い主が様々な理由から、継続的に飼育できずにペットを手放す問題も顕在化しており、生まれた環境や出会った人によって、ペットの一生に大きな格差が生じている。また、飼い主の利便性や飼育に関するリテラシーの向上のため、ペットに関わる様々なサービスのデジタル化が求められている。

そこで同社は今後、パートナーと連携を進め、ペットサロン向けの無償版アプリやペットサロンにおける施術データと血統種、性別、年齢別の傾向を分析把握するデータ分析サービスを4月以降順次展開する予定だという。アプリにはペットの健康チェックに欠かせない耳・歯・目・皮膚・被毛の状態などを登録し、ペットサロンにおけるカルテ情報のデジタル化をスタートさせる。

《鈴木まゆこ》

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