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酪農に特化したオンラインツアー「RAKUNOO」、サービス開始

酪農に特化したオンラインツアー「RAKUNOO」、サービス開始
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  • 酪農に特化したオンラインツアー「RAKUNOO」、サービス開始

オホーツク海に面した北海道の雄武町(おうむちょう)にある牧場「カラービーフ」は、「北海道雄武町観光協会」と協力して、町の産業の1つである「酪農」に特化したオンラインツアー「RAKUNOO(ラクノー)」のサービスを7月より開始した。

同ツアーは身の回りで消費されている「牛乳」や、牛の幸せを考えた「サステナブルな酪農」の取り組みについて、もっと身近に感じ、食の大切さ(食育)を知って欲しいという思いから企画された。これまで「牧場」「酪農」「農業」など全般を取り上げたオンラインツアーはあったが、「乳牛」や「放牧牛」「酪農」についてより深く掘り下げたオンラインツアーはなかったという。同協会らは、このツアーを機に、「酪農家になりたい」という人が現れることも願っているとのこと。

日本の牛乳・乳製品の消費量は1人あたり年間約30kgと言われている。飲料用だけではなく、バター、チーズ、お菓子、脱脂粉乳など、日常的に牛乳を身近で消費しているが、その牛乳についてはあまり深く知られていない。乳牛という生き物から生み出される牛乳について、同オンラインツアーを通じ少しでも身近に感じ、また命の大切さを知ってもらうことが、牛の幸せを考えたサステナブルな酪農の第1歩だとしている。

同オンラインツアーでは、牛が楽しそうに過ごすありのままの姿を見ることができ、乳牛の生涯や酪農家という仕事について、オンラインでリアルに知る・見る・学ぶことができる。小中学校向けの食育の授業の一環として学べるようなツアーとなっている。

雄武町の牛乳を使ったチーズや牛の堆肥を使用した、化学肥料・殺虫剤不使用の野菜も一緒に購入できるツアーも同時にサービスを開始。今後は、酪農の仕事に興味のある人や新規就農、北海道移住を考えている人向けのツアー、海外在住の家族や外国人を対象にしたツアーも提供していく予定なのだという。

また、「RAKUNOO」の放牧牛を直接見ることのできる観光プラン「牧場さんぽ」も北海道雄武町観光協会で開催中。オンラインツアーで見た牛を間近で見ることで、生き物から命をいただくということや、アニマルウェルフェアについて考えるきっかけの1つになることを願っているとしている。

オンラインツアーへの申し込みは、「RAKUNOO」公式サイトより受付中。

《鈴木まゆこ》

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