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犬の無料体脂肪率チェック、「コロナ太り」を気にする声も…アイペット【インターペット2022】

アイペット損保ブース(インターペット2022)
  • アイペット損保ブース(インターペット2022)
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東京ビッグサイトで開催されたインターペット2022。ペット保険のアイペット損保は、保険の加入相談・受付に加え、同社獣医師による体脂肪率チェックを無料で実施していた。

インターペット出展の際は恒例で犬を対象とした体脂肪率チェックを行っており、一日100組ほどの来場者が訪れるという。担当する獣医師は、「動物病院で定期的に体脂肪率を測っている人はそれほど多くなく、体脂肪計を置いていない病院も少なくないので、飼い主さんにとっては『一回測ってみよう!』というイベント的要素が大きいように感じました」と話す。

家にいる時間が増え遠出する機会も減った影響からか、「コロナ太り」という単語も何度か出ていたそうだ。肥満の原因としては、「子供や同居のおじいちゃん、おばあちゃんがどんどんおやつをあげてしまう」というものが多かった印象とのこと。

犬の場合、適正体重を15%以上回っている場合に肥満とされる。肥満になると足腰や内臓に大きな負担がかかり、病気になりやすくなったり持病が悪化する可能性があるのは人間と同様だ。関節炎や椎間板ヘルニアなどの発症だけでなく、脂肪が増えることで、呼吸器系の病気、皮膚炎、便秘などのリスクも高まる(*1)。愛犬の適正体重をかかりつけの獣医師に確認しておき、体重・体型の維持に努めることが重要だ。

会場では、体脂肪率を見て愕然とし、「おやつやご飯は減らしたらかわいそうなので、何とか散歩で痩せられないか」といったようなダイエット相談をする飼い主が多かったという。また、反対に少食のケースで「食べむらをなくしたい」「フードには何をトッピングしたらいいか」という声も聞かれたそうだ。

ペットの健康に対する関心度は年々高まっていると言える。同社が昨年実施したペットに関する支出調査では、今後増えそうな支出として「病気やケガの診療費」と「ワクチン・健康診断などの予防費用」を選んだ人が、その理由として「ペットと一緒にいる時間が増え、体調管理に注意を払うようになったため」「ペットの健康により敏感になり、健康診断などの予防にもお金をかけたいと思うようになったため」という内容を挙げている(*2)。当日も「今こういう症状があるんですが、病院に行った方がいいですか?」といったような健康相談を受けたという。担当獣医師は「コロナ禍で生活スタイルが変化する中、ペットと向き合う時間が増え、変化に気づきやすくなっているのでは」と話していた。

*1 参考:愛犬の肥満、放置しておくと大変なことに!【獣医師が解説】(ワンペディア by ipet)
*2 参考:ペットの支出に関する調査(アイペット損害保険、2021)
《REANIMAL編集部》

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