東京大学発の環境移送ベンチャー企業イノカは、サンゴ礁を都会に再現する「人工生態系」技術を活用したオンライン環境教育プログラムを、6月より2ヶ月間限定で、教育機関に無償提供すると発表した。
新型コロナウイルスの影響により、小学校をはじめとする教育機関は休校を余儀なくされ、再開後も授業の対応に追われている。また、子供たちも外出自粛期間中、家に留まらざるを得ず、自然環境に触れ合う機会が減ってしまった。
そこで同社は、これまでのべ650人以上の子供たちに対し、オンライン・オフラインを問わず環境教育プログラムを実施してきた実績を活かし、同プログラムの無償提供を行うことを決めたという。家庭学習プログラムや、友達と楽しめるイベントなどとして、子供たちに癒しと発見の喜びを感じる機会を提供したいとしている。
同プログラムは、サンゴ礁水槽と各家庭をライブカメラで繋ぎ、水生生物の価値と環境問題について1時間で学ぶことができるという。対象年齢は、小学校1年生から6年生までで、1クラス単位から全校生徒規模まで対応可能としている。なお、実施は先着10校限定とのこと。