3月31日に東京ビッグサイトで開幕した「第11回インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」。LIXIL(リクシル)のブースは壁をテーマとした提案をしていた。一つは「猫壁(にゃんぺき)」という特殊な壁材とウォールシェルフの製品。もう一つは吸湿・防臭効果がある壁用タイル「エコカラット」だ。
猫壁(にゃんぺき)は、浴室などに利用されているスチール素材のパネルと、それに取り付ける棚やボックスで構成された商品。棚やボックスはマグネットになっており、壁の好きな位置に設置することができる。マグネットで固定するので、レイアウトや取り付け場所は任意で、猫が配置に飽きたら位置を変えるのも自由だ。
マグネットでは固定が不安に思うかもしれないが、4kgくらいの猫が2匹乗ってもずれたり落ちたりすることはないそうだ。棚自体も重量感のあるしっかりとしたつくりだが、取り付けの手応えは安定感があった。壁材はそれほど厚くはないが、猫壁(にゃんぺき)導入には、壁に工事が必要となる。そのため、個人宅より猫カフェや保護猫施設などが多いが、問題なく使えているという。
「エコカラット」は、多孔質セラミック素材の壁用タイル商品だ。多孔質なのでタイルに湿気やにおいを吸収する機能がある。住宅用建材の一つとして以前から販売されていた製品だ。ペットを飼っている家なら、吸湿機能やにおい対策になり得る。
タイルのカラーや模様のバリエーションは豊富だが、「オンデマンドエコカラット」という派生商品も用意する。画像データを送ると、それをタイルに印刷してくれるものだそうだ。ペットの写真を送れば、その画像のオリジナルタイルを作ることができる。画像は複数タイルに面付け印刷の指定も可能だ。
取り付けは接着剤を利用して壁に直接取り付けるか、マグネットプレートを利用して取り付けることになる。「猫壁(にゃんぺき)」のように重量物ではないので、マグネットプレートはタッカー(ホチキス)で壁に固定することができる。