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消臭&足濡れ防止効果を向上した環境に優しいペットシーツ…コーチョー【インターペット2022】

コーチョーブース(インターペット2022)
  • コーチョーブース(インターペット2022)
  • コーチョーのモットーは「やさしさをかたちに」
  • 環境への配慮は全社的な取り組みだという
  • ネコ砂の「ネオ砂」は製造過程で出る不要な素材を再利用

コーチョーは、製紙関連事業を起源とする会社で、ペット用トイレタリー製品の開発と生産も行っている。紙や吸収体に関するノウハウを生かし、犬用のおむつやネコ砂などを取り扱う。防臭効果の高い「炭シート」を使ったトイレシート、「ネオシーツ超吸収DX」の黒いパッケージはペット用品店などでおなじみだ。

赤ちゃん用おむつに使われる素材を使用

同社は3月15日に新製品「ネオシーツセレブ」を発売した。このペットシーツには、人間の赤ちゃん用おむつなどに使われる「エアスルー不織布」と呼ばれる高機能素材を使用。ペットが触れる最上面に使うことで、吸収スピードのアップと逆戻りの防止を実現している。

愛犬がきちんとトイレを使えても、シート周囲の床は肉球の形をしたオシッコ汚れが意外に多い。使用後にシートの上を歩いた時、足の裏が尿で濡れてしまうためだ。ネオシーツセレブは、そうした飼い主の悩みを解消すべく登場した新製品だ。

クエン酸を配合することでアンモニアとの中和反応を生じさせ、強力な消臭効果も発揮するという。また、薄いグリーンが爽やかな印象を与えるとともに、尿が目立ちにくいような配慮もされている。レギュラー(約34×45cm、80枚入り)とワイド(約45×60cm、40枚入り)の2サイズが用意され、犬種や飼い主の使い方に合わせて選ぶことができる。

環境や社会に配慮する会社としての取り組み

コーチョーは、「やさしさをかたちに」をモットーに事業を展開しているという。ネオシーツセレブには、国内のペット用品で初めて、FSC認証*を受けた原材料が使用されている。パッケージにも、植物由来の原料を10%配合したポリエチレンを採用。こうした環境に配慮した取り組みも、社会に対する同社の“やさしさ”の一環と言えるだろう。

また、ネコのトイレに使う「ネオ砂」も、他の製品を製造する過程で出る不要な素材を活用している。「ヒノキ」は製材所のおがくずを、「オカラ」は豆乳などを作る際に出た絞りカスを原料に使用しているそうだ。「ブルー」は、ペットシーツなどコーチョーにおける紙製品の製造過程で出たものを再利用している。

そのほか、同社では介護用ベッドや車いす、歩行器といったシルバーケア用品の取扱いや、高齢者向けの住宅リフォームなどの福祉事業も行っている。コーチョーは、紙や吸収体事業で培ったノウハウを活用し、「知恵と行動力で社会へ貢献したい」という。

* 森林の保全を図るため、適切に管理された森林や環境に配慮された木材の適切な製造・加工・流通過程の管理を証明する国際的な認証制度
《石川徹》

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