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パナソニックのペットカメラと海外製ペットカメラの違い【インターペット2022】

インターペット2022のパナソニックブースは、ペットカメラ、空気清浄機、コードレス掃除機などペット家電を展示
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3月31日より東京ビッグサイトで開催されているインターペット2022の出展企業は、ペット産業からだけではない。パナソニックも例年出展を続ける企業の一つだ。同社は「ペット家電」として、新製品や既存製品の新しい提案を行っている。

ブース展示のメインは掃除機と空気清浄機とペットカメラの3つだ。掃除機は、ペットの抜け毛がからみにくいヘッドをもったコードレス掃除機をデモ実演を見ながら試すことができる。

空気清浄機は次亜塩素酸による除菌を行う製品。この製品は脱臭・防臭効果もありCM企画で「くさや」と対決したこともある。特徴は、タンクには普通の水道水を入れれば、機械がその場で次亜塩素酸水溶液を作ること。塩素のタブレットは別途必要になるが、あらかじめ作られた水溶液のボトルやカートリッジを購入する必要がない。ボトルやカートリッジで売られる水溶液は、長期保存ができない。塩素抜けはボトリングしたときから始まるので、流通を経て手元に届く商品の塩素濃度も一定ではない問題がある。

空気清浄機の空間除菌については定量的な効果にさまざまな議論があるので、主に脱臭・防臭効果で考えるといいだろう。防臭効果は、ねこカフェや動物病院では重宝する。一般家庭でも特に多頭飼育などで役立つ機能と言える。

以上の2製品は、ペット用途を意識して開発されたものではない。一般向けの機能がペット向けにも有効ということだ。だが、3つめのペットカメラ(スマ@ホーム)は、ペット向けの利用を強く意識した製品だ。

国内では業務用の監視カメラ、リモートカメラのトップシェアであるパナソニックが、ペット用に開発したもので、いくつかの工夫がされている。ビルや店舗の監視カメラと違い、定置での運用より家の中の好きなところに持っていけるように卓上型になっている。テーブル、棚、床など好きなところに置けるので、買い物の外出、1泊旅行、病気や夜間の監視などさまざまな用途に使いやすい。なお、本体が回転するので周囲360度の撮影が可能だ。

本体が台形(紡錘形)で倒れにくくなっているが、底面の特殊素材によって、横方向の力で倒すことはかなり難しい。ペットがぶつかったり蹴とばしたりするくらいでは倒れない。ただし、上方向に持ち上げるときはスっと持ち上がる。業務用カメラのように、動体追尾の機能も備わっているので、ペットが動き出してもあとを追うことができる。動画や写真撮影(遠隔操作あり)も可能で、1週間分のログデータは健康管理にも使えるだろいう。

動画撮影などは廉価な海外メーカー製(主に中国だが)ペットカメラにも備わっているが、パナソニックのペットカメラの特徴は、もともとが監視カメラクオリティであることに加え、撮影画像などがクラウド保存ではなく、本体SDカードに保存されることだ。クラウド保存は容量を気にする必要がない、バックアップにもなるなどメリットも多いが、突然のサービス停止(海外製品だと会社が突然なくなるということもある)やプライバシーの問題もある。

《中尾真二》

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