動物のリアルを伝えるWebメディア

“細かいところ”に配慮したペット用雑貨…サンコー【インターペット2022】

サンコーブース(インターペット2022)
  • サンコーブース(インターペット2022)
  • 「おくだけ吸着おあそびマット雲」は一般ユーザーとの共同開発
  • ソフトな「ペット用ごっつん防止シート」
  • 裏側の吸着素材によって、簡単に壁に貼ったりはがしたりできる
  • 「ペットのシャンプー快適マット」は足腰への負担を軽減
  • 細かいところの掃除が簡単な「隅っこ網っこ汚れ落とし」
  • サンコーブース(インターペット2022)

東京ビッグサイト(東京都江東区)で3月31日から4月3日にかけて開催された「第11回インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」には、ペットイベントの常連であるサンコーも出展した。

愛犬家と共同開発した吸着マット

同社はキッチン用マットや水回りの掃除用クロスなど、繊維素材を使った生活雑貨の開発・販売を行っている。フローリング用の吸着マットは置くだけでずれにくく、掃除機をかけても動きづらいため使い勝手が良い。撥水加工によって汚れや濡れにも強く、床の滑りを防ぐために愛犬家から注目を集める商品だ。

今回の目玉は、今年の1月下旬に販売開始された「おくだけ吸着おあそびマット雲」と呼ぶ新製品。同社はペット用品の一般ユーザーとのコミュニティ、「サンコーペット部」を運営している。座談会を開いてスタッフと顧客が「あったらいいね」と思う商品について話し合うという。おあそびマットのアイデアも、そうした場から生まれたものだそうだ。雲のほかにも、骨やアイスクリームなどの案が出されたが、インスタグラムを使った投票で最終的に雲のデザインが採用された。同社では「このような“みなさんと一緒に商品をつくり出す試み”を続けている」という。

そのほかに注目したのは、「ペット用ごっつん防止シート」。ソフトなポリエチレン素材でできたクッションは、裏面の吸着シートにより、壁に貼ったりはがしたりすることが簡単にできる。愛犬が目や足腰にトラブルを抱えて壁に衝突してしまっても、柔らかく受け止めてくれるためケガの防止に役立ちそうだ。幅は36cmから最大で約60cmまで伸び、縦向きでも使用できるので場所に合わせて貼ることができる。

細かいところに手が届く製品

コロナ禍の影響で、トリミングサロンに行かず家庭で愛犬のシャンプーをする飼い主も増えただろう。そんな時に役立ちそうなのが「ペットのシャンプー快適マット」。洗面台は滑りやすいため、転倒してケガを負うこともあり得る。適度なクッション性がありずれにくいこのマットを使えば、愛犬の足腰にかかる負担も減るだろう。

これ以外にも、ケージの隅や格子部分など洗いにくい場所の掃除に便利な「びっくり隅っこ網っこ汚れ落とし」やペットの食器につく独特のヌメリを水だけでも落せる「ペット用食器洗い」など、サンコーの製品には細かいところに目を付けたものが多い。商品に入れられている「ボイスカード」やペット部を通じて得られた消費者の生の声が、商品開発に反映されている。

《石川徹》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top