アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は、5月21日の開園後も、新型コロナウイルス感染防止のため一部エリアを休止していたが、6月11日から全ての動物・エリアを再開したと発表した。
再開されたのは、ペンギン・ホッキョクグマ・ラッコが暮らす「海獣館」と「ペンギン王国」。また、サファリワールドをめぐる「ケニア号」の走行も開始され、これにより全ての動物・エリアを見ることができるようになった。
また、同園は、飼育中のジャイアントパンダに発情の兆候が見られることも発表した。
オスの「永明(えいめい)」とメスの「良浜(らうひん)」に、マーキングや水浴などの行動が増えたり、「恋鳴き」と呼ばれる繁殖期特有の鳴き声を発するなど発情兆候が確認されているという。
同園は、今後も2頭の状態を注意深く見守り、繁殖の準備を進めていくとしている。なお、「永明」「良浜」は、状況により公開を休止する場合もあるとのこと。
ジャイアントパンダを含め、全ての動物・エリアを見ることができるようになった同園だが、動物との触れ合いや人が密集するツアー・アトラクションは引き続き休止、入園時の体温チェックの実施、パーク内にアルコール消毒を設置するなど感染防止対策は継続して行っていくとしている。
なお、感染防止対策のため、入園の条件なども設けられているため、詳細については同園のHPにて確認が必要。