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飼い主の使いやすさにも配慮した犬用サポーター…anifull 【インターペット2022】

犬用の様々なサポーターを製造・販売するanifull
  • 犬用の様々なサポーターを製造・販売するanifull
  • 手首や膝のサポーターや気管を刺激しないハーネスといった製品も用意
  • 既製品のコルセットは、すぐに手に入るのが利点
  • ハーネスは好みに応じたカバーがつけられる
  • 小型犬用の頸椎サポーターは簡単に高さが調整できる
  • anifull ブース(インターペット2022)
  • anifull ブース(インターペット2022)

岡山県で人間用のサポーターやコルセットなどを製造・販売しているダイヤ工業は、4月1日付で新会社「anifull(アニフル)」を設立した。これまでも、アニマルケアブランドとして様々な製品を扱ってきたが、動物に特化するため分社化したという。インターペットには今回が初の出展となる。

犬用のコルセットから始まった同ブランドは、「ペット用運動器」を取扱う動物部門としては8年の実績がある。腰のほか、首や膝、手首・足首に使用するサポーターが豊富に揃っている。注文が入ればすぐに発送できるよう、基本的には既製品を用意しているという。

オーダーメードにも対応

納品までに2週間ほどかかるが、希望があればフルオーダーも可能とのことだ。膝と手首・足首用のサポーターは、セミオーダーで対応している。予め用意されたパーツを体形に合わせて組み合わせるため、既製品よりもぴったりしたサイズが3~4日で用意できるそうだ。

体を覆うサポーターには2つのタイプがある。ハードタイプの「わんコル With」は、椎間板ヘルニアなどの際に固定するコルセット。「わんコル」ソフトタイプは、専用リードを付けて飼い主が引き上げるような使い方をするサポーターで、歩行のリハビリや足腰の弱った老犬の散歩補助などに使用する。

わんコルはそれぞれSとMの2サイズで既製品が用意されているが、前十字靭帯のトラブルに効果的な膝のサポーターはセミオーダーからの対応となっている。可動域なため、構造が複雑で動きも個体ごとに違う。したがって、ズレを防ぐためにピッタリしたものを作る必要があるそうだ。手首と足首のサポーターもセミオーダーからとなっているのは、同様の理由だろう。

飼い主の使いやすさも重視

現在は一般の飼い主からの注文が多いため、同社は「一般の方でも、できるだけ簡単に着けられることを重視して開発しています。取り扱い説明書も詳しく作成するとともに、動画による情報提供も行っています」と語る。開発にあたっては、獣医師に監修を依頼したり10軒以上の動物病院から評価を受けるなどの体制を敷いているという。

《石川徹》

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